各出版社の、最近の漫画売り上げや新事業に関するメモ(創出版「創」2月号より。だから情報がやや古いのはかんべんせい)
講談社
進撃の巨人最終巻は初版142万部でスタート、(2021年)11月でまで269万部売れた。
東京卍リベンジャーズ、予想を超えたヒット。映画公開とアニメ効果で24巻が 計 2000万部以上の重版がかかった。
進撃の巨人の2021年の売れ方は約800万部だから、やっぱり桁違い。講談社でも例がない
そもそも映画化前、コミックス版は20から25万部程度、最新刊は100万歩になった。
最近のツイートで「東京卍リベンジャーズの続きが『少年マガジン』ていう雑誌で見られるんだって!」と、さも大発見のようにツイートされてるらしい。そんな時代になってしまった。
<講談社異世界 ものについて>
売れてる例
転生したらスライムだった件
シャングリラ・フロンティア
新しい傾向として主人公が女性の異世界物が売れている
ヒロインファンタジーという名称もある。
ほか、近の注目はブルーロック 。
青年マンガの注目作は ザファブル
雨と君と
テンカイチ
ハコヅメは70万部ぐらい増刷した。
出禁のモグラ 好調なスタート
ブルーピリオド、メダリスト 好調で期待が持てる。
小学館
死神坊ちゃんと黒メイドがサンデーうぇぶり初で初めてアニメ化。
古見さんはコミュ症です ドラマとアニメで話題になりこれからも伸びそう
舞妓さんちのまかないさん
よふかしのうた
アニメ化で人気に拍車か
葬送のフリーレンが初版50万部前後を記録していて、紙と電子の累計では500万部を超えている
薬屋のひとりごともデジタルでかなり伸びている
小学館はそもそも第一から第四コミック局まで部門ごとに分かれているが、サンデー及びデジタルは第二コミック局 。
集英社
鬼滅の刃、呪術回戦、 ONE PIECE… の人気ぶりはさすがに書くのも飽きたので、個人的に省略する(笑)
新しい作品では「アオのハコ」「僕とロボコ」「サカモトデイズ」
ヤングジャンプでは
キングダムが勢いを保ち、そこにゴールデンカムイとかぐや様は告らせたい、この三本柱が堅調。
期待の新連載は「超人 X」「 ウマ娘シンデレラグレイ」「ショーハショーテン」
スパイファミリー、ダンダダン
女性誌からのヒットが出ていないのが悩みだが「消えた初恋」がドラマ化された
鬼滅の刃スピンオフ関連では
みらい文庫のノベライズが5点累計で110万部。文庫創立以来最高の数字。 JUMP J BOOKS も計4冊のノベライズが372万部。
かつてナルト連載が終わった翌年2015年にキャラクターごとのアザーストーリーをまとめた本を刊行し史上最高の売上と言われた。自分たちもこんなことは二度とないと思っていたが鬼滅の刃がそれを上回った
新潮社
コミック事業本部が計34人の大所帯になった。10年前は6人だった。
「死役所」や「極主夫道」が売れに売れた時と比べると若干落ち着いたが電子コミックが牽引する形で売り上げが逆に安定してきた。
紙媒体の月刊バンチはやはり厳しいがそれを電子化や映像化で補える。
くらげバンチが週2回更新、そして課金対応もはじめて収益が伸びた。
縦カラー漫画の発展を受けて日本発の ウェブトゥーンを展開する形も始めた。
文藝春秋
2020年からコミック編集局がスタート。
毎月3点の観光を目標としていて、鬼平犯科帳や新選組血風録などを出している。
竜馬がゆく(現在「週刊文春」で連載中)
日本のいちばん長い日
大地の子
などを漫画化する予定。
発売すぐに増刷がかかった成功例としては異世界もの「俺、勇者じゃないですから」
マガジンハウス
漫画準備室を立ち上げたとのこと。
将来的には独自のコミックのウェブサイトを立ち上げたいそうだ
光文社
コミックの公式サイトを三つ作った
「COMIC 熱帯」
BL コミックのサイト「COMIC Pureri」
「マンガコミソル」