【RIZIN.34】弥益ドミネーター聡志、萩原京平に一本勝ち! 鮮やかな三角絞めで絞り上げる
この一戦は1年以上に及ぶ萩原のアピールにより実現。試合決定会見では萩原は「今回地元・大阪の何万人というファンが見てる前で思いっきりぶっ飛ばして、サラリーマン業に専念させてあげようと思ってる」と宣言。一方の弥益は「てアピールに誠意が感じられないと以前から思っていて、ちょっとその辺り、イラついていたところもありました。3月20日は、忘れたくても忘れられない試合にしてあげたい」と煽り返した。
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…オーバーフックから投げた萩原だが、グラウンドには行かず立たせる。タックルを見せたドミネーターだが切られる。しかし萩原がパンチで出たところにカウンターのタックルに入り膝をつかせた。スタンドバックへ。ヘンゾフックからグラウンドに引き込む。上を取ろうとする萩原だがドミネーター三角。三角十字で肘を極める。タップアウト!
タイトルに書いた話は……最近、RIZINで、「打撃系選手同士のカードが組まれて、バチバチの殴り合いみたいなのを期待されてたら、キャリア的に寝技の経験を少しだけ積んでる方が、まだ未熟な選手(キックからの転向組多し)をグラウンドに引きずり込んで勝利する」という展開がけっこうあったじゃないですか。
好きか嫌いかといえば、ネワザスキーの自分は大歓迎です。打ち合うだけなら、それこそキックのリングでやりゃあいい…まあその時はまた展開は違うんだろうけどね。
弥益ドミネーター聡志は、事前の紹介でも「オールラウンダー」云々と紹介されており、寝技系で無いとは言えないけど、それでも”ドミネーター”はドミニク・クルーズ風のシャッフル打撃を称して呼ばれたものだし、やはりこの系列に入れても不自然じゃないと思う。
A級の打撃系選手が、B級の寝技を駆使して、特A級の打撃とC級の寝技のファイターに勝利する……こういう展開は、面白いので今後も連鎖が続いてほしいです(その逆…柔術家同士で闘って打撃でKO、は、あまり面白くないのは偏見か)
しかし、ドミネーターは「普段はサラリーマン」というのがキャラとしてほんとに注目されているな。そういう人、以前からもいたけど…ハリッド"ディ・ファウスト"とかが有名だ。日本の一流企業+トップ級メジャーだからなんだろうけど、やはり「サラリーマンだが強さゆえにトップ団体のリングに上がる」「そこで不良系アウトロー系も含めて倒す」というのが効いているんだろうな。
ある意味で、佐野哲也や堀鉄平、大井洋一の強化版みたいなところがありまする。