かつて投石機を開発し、また反射炉による金属製品の鋳造も可能になったTOKIO領DASH島では、次のステップとして硝石を生産してみてはいかがだろうか。時代は火砲だ。 pic.twitter.com/TczAsMlrH6
— Watanabe (@nabe1975) 2021年6月20日
硝石(硝酸カリウム)は、土中の有機物や動物の排泄物に含まれる尿素、アンモニアをバクテリアが分解することで生成される。安定した硝石を得るためには、雨がかからず、植物が生えず、かつ土中の有機物が豊富という条件が必要だった。 pic.twitter.com/BdQRHVtrx9
— Watanabe (@nabe1975) 2021年6月20日
アラビア半島や西アジア、南欧において硝石は乾燥地帯から天然のものを採取していた。一方、北西ヨーロッパや東南アジア、日本など湿潤な地域では天然の硝石を得ることが難しかったため、人畜の屎尿を原料とする人工的な硝石生産が行われた。
— Watanabe (@nabe1975) 2021年6月20日
北西ヨーロッパでは家畜の排泄物の成分が浸透した家畜小屋の土壁を削り、また床を掘ることで硝石を抽出していた。軍事技術の発展により火薬がより必要とされると、硝石生産のために専用のプラントが建設された。 pic.twitter.com/pA09iCofQJ
— Watanabe (@nabe1975) 2021年6月20日
硝石生産プラント。排泄物を土中に埋め、窒素を含む木の葉や石灰石・糞尿・塵芥を土と混ぜて積み上げ、定期的に尿をかけて硝石を析出させる「硝石丘法」が発明された。フランス式では糞尿を用いたが、スイス式では尿のみを用いた。 pic.twitter.com/eG0xUPbKLd
— Watanabe (@nabe1975) 2021年6月20日
日本における硝石の採取。旧家の床下を掘り、採取した土から硝石を抽出した。幕末になるとヨーロッパの硝石丘法が伝わり、硝石生産がより効率化した。 pic.twitter.com/FhV4qcoM9j
— Watanabe (@nabe1975) 2021年6月20日
析出した硝石混じりの土は水に溶かされ、その上澄みに炭酸カリウムを含む草木灰を加えて硝酸カリウム塩溶液を作り、これを煮詰めて結晶を作る。この結晶をもう一度溶解して再結晶化することで純度の高い硝石が得られる。この方法を「古土法」と呼ぶ。 pic.twitter.com/Lyq5ixRQDA
— Watanabe (@nabe1975) 2021年6月20日
硝石がこの種のやり方で採取できるという話はドリフターズで有名だが
おっ、ドリフターズの硝石塚か。(違います。) pic.twitter.com/18QhGJOMpO
— 零 (@souma_0000) 2019年4月21日
「ナポレオン 獅子の時代」にも登場した。パリでは「愛国者は便所の下の土を提供せよ」、と呼び掛けて、そうやって硝石を取っていたとかなんとか。
しかしまあ、手間もコストもかかり、これなら確かに資源として「硝石」がとれる国のほうが、或る時期はアドバンテージだったと思う。
かわりに日本では硫黄が豊富だったけど。
また、硝酸は肥料や、冷却剤としての利用もあったはずで
追記 コメント欄より
Poet
最近の「Dr. Stone」でも糞尿から硝酸を作っていました。
https://gorilife.com/dr-stone-4/2/
大気中の窒素からアンモニアを作る、ハーバー・ボッシュ法
には超高気圧が必要ですが、アンモニアを白金触媒で酸化させて
硝酸を作るオスワルト法は大気圧でできるので、比較的簡単です。
Dr. Stoneの主人公、千空もやっているし。
無人島に流されたり、江戸時代にタイムスリップした時のために、
常日頃からプラチナの指輪をしておくのが吉でしょう。2時間前 Add Stardelete
gryphonそのアンモニアは、福沢諭吉が適塾時代に馬の蹄を蒸し焼きにして生成し、大阪の庶民に迷惑をかけまくったそうですね(笑)
22分前 Add Star
gryphonプラチナにそういう役立ち方があるというと中二病的評価高くなる。
21分前 Add Star
Poet魚類はタンパク質分解時にできるアンモニアを尿素に合成しないで、
そのまま垂れ流しだから、桶に魚を飼っておけばアンモニアは取れ
るでしょう。
これでタイムスリップしても安心ですね。