特攻隊の話を聞くと、毎度だけれど某新聞に載っていた戦中天気予報士だった人の話を思い出すなァ。軍隊に天気予報士?という人もいると思うけれど、飛行機が飛ぶのに天候って大事だから軍には軍属とかで天気予報士がいたりするのよ。
— 矢舷陸宏@TANUKI (@jagen_1942) November 27, 2020
確か軍属の天気予報士が「今日は快晴です」と言ったので特攻機が出たのだが「天候不良」という理由で引き返してきた。当然ながら指揮官に怒られたが納得いかないので調べてみたところ、報告のあった場所は天候不良どころか快晴。さっそく指揮官に「彼らは嘘を吐いてます」と報告したところ↓
— 矢舷陸宏@TANUKI (@jagen_1942) November 27, 2020
指揮官は黙って聞いた後に「たまに帰って来ちゃう奴がいるんだよ」とポツリと言ってから「察してやれ」と言われて「自分はなんて恥知らずな事をしてしまったんだ」と今でも後悔しているという内容だった。
— 矢舷陸宏@TANUKI (@jagen_1942) 2020年11月27日
山本七平氏の回想を思い出す。
『「特攻に志願するものは一歩前へ出よ」と上官がいう。全員が前へ出る。しかし、全員が志願するというのは、結果的に誰も志願しないのと同じなのだ。そういう暗黙の了解があった』
- 作者:下山 紀夫
- 発売日: 2013/06/11
- メディア: 大型本