現金なもので、警戒制限解除以降はブログでコロナ関連の話題を書くことも
めっきり減ったが、再開するというのはあまりいい印ではなさそう。そして、ずっと続けていた、防疫・コロナと個人情報に関する話題をリンク集的に記録しておく。
たぶん、はてなブログ内では有数の蓄積があると思う。
過去のリンク集
m-dojo.hatenadiary.com
今回はいちいち直リンクはしないが、それぞれはてブでも一部は議論が活発なのでご参照在りたい。
https://www.buzzfeed.com/jp/naokoiwanaga/covid-19-police-2www.buzzfeed.com
https://www.buzzfeed.com/jp/naokoiwanaga/covid-19-policewww.buzzfeed.com
https://www.buzzfeed.com/jp/naokoiwanaga/keisatuchou-kaitouwww.buzzfeed.com
……ことし4月に韓国に入国した20代の日本人男性が、隔離を拒んで8回にわたって外出し、飲食店などを利用していたとして、外国人で初めて逮捕され、感染症予防法違反の罪で起訴されました。
(略)
韓国政府は、このところ、海外からの入国者について、PCR検査で陽性反応が確認されるケースが後を絶たないことから、隔離の徹底を図るため、監視カメラの映像や、クレジットカードの利用履歴などをもとに、取締りを強化しています。
そして斎藤貴男がキタ
この話で、一番寄稿したり出演したりするとなれば斎藤氏だろうと思っていたのだが、そもそも「感染症と個人情報」ネタは、コロナの話題でいつも4番手5番手くらいの扱いである(だから危機感を感じて追っているのだが)からその語り手も出番が少ないし、そもそも個人の観測だが、斎藤氏も年齢なのか体調なのか、それとも人気なのか…10年前と比べると露出が少ない。
今回、この元記事はAERAだったと思うが「懐かしいなー」と思った
…マイナンバーをマスターキーに、GPSの位置情報や、キャッシュレス決済で記録される買い物履歴、SNSでの発言、これから街中に張り巡らされていく顔認証付き監視カメラ網のデータから、一般市民の一挙手一投足を見張り、解析して、「信用スコアリング」と称する人間の格付けまで進める方向性を否定しないままに。
これらは、いずれも中国や韓国で、すでに完全実用化されているものだ。新型コロナの感染拡大防止に役立ったと喧伝され、日本でも抵抗感が薄れつつある。政府の主導で19日に運用が始まった感染追跡アプリについても、これとよく似た、誰と誰が近づき、どれだけの時間を共に過ごしたかを解析するシステムが、一部企業で人事考課や労務管理に利用されている現実を承知しておくと理解しやすい。
(略)
原告側弁護団の武藤糾明(ただあき)弁護士(50)が語った。国家と巨大IT企業に支配され、操られるだけの人生を、「ソサエティー5.0」のキャッチフレーズである「人間中心の社会」と呼ばされるのは御免だ。(ジャーナリスト・斎藤貴男)
dot.asahi.com
そういえば今回の個人情報問題は、普段だったらまず批判側に回るような論者が「韓国の防疫体制は素晴らしいし大成功だ、それなのに日本は…」と最初に言っちゃって、その後同国の、個人情報管理(活用?)の話が詳しく分かってきたから、両者にジレンマが生まれる感があったが、斎藤氏はそこは筋金入りというかラディカルで、韓国の防疫体制も含めて、警戒と嫌悪をあらわに一刀両断しているところがスゴイ。

- 作者:斎藤 貴男
- 発売日: 2004/07/21
- メディア: 新書

住基ネットの「真実」を暴く―管理・監視社会に抗して (岩波ブックレツト)
- 作者:斎藤 貴男
- 発売日: 2006/08/04
- メディア: 単行本