前任校が神戸の美大だった個人的経験で言うと、東日本震災の後、被災地や震災に引っ掛けた作品や展示ならこれこれの復興資金使えるよ、俺使ったよ的話を無邪気になさる「アート」の先生がたを見て「公共」はこうやって利権化するんだなあと思った。
— 大塚八坂堂「感情天皇論」「黒鷺死体宅配便」25巻発売中! (@MiraiMangaLabo) August 9, 2019
大塚氏は、
2006年から2014年まで神戸芸術工科大学教授及び特別教授
を務められていた。
こういう話が普通に飛び交っているんだなあ。と同時に、平和や鎮魂や、自由や愛国や……それらのテーマをうたったあの作品やこの作品も、作る過程では「…という名目にすれば〇〇〇が金を出してくれるからな」「…を看板にして、ひとつ世間をアッと言わせたろ」という野心やエゴが渦巻くのもけだし当然ではあろう。
それもまた人間社会と芸術の普遍的な風景なのだろうが、ただ、何処の誰が、どこに制作されたどのモニュメントや展示に対して「被災地や震災に引っ掛けた作品や展示ならこれこれの復興資金使えるよ、俺使ったよ」と大学内で語り合っていたのか、ちょっともっと具体的に知りたい所ではある。