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John 8:32 Then you will know the truth, and the truth will set you free."  複数ブログの過去記事を移管し、管理の委託を受けています/※場合により、語る対象の「ネタバレ」も在ります。ご了承ください 

「焚き火の時、薪に上手く火をつける科学」を『ふたりソロキャンプ』で紹介してた

雑誌イブニングに「ふたりソロキャンプ」という連載作品がございます。

ふたりソロキャンプ(1) (イブニングコミックス)

ふたりソロキャンプ(1) (イブニングコミックス)

オレは樹乃倉厳。34歳。趣味はキャンプ。独りで野営する生粋のソロキャンパー。車はいらない。電車を乗り継ぎ、最後はバスで山に入る。自然を愛してる、火を木を水を土を。それと同等に孤独な自分の生き方を愛している―――。…な俺が! ひょんなことから草野雫20歳という小娘に出会い、ふたりでソロキャンプをするはめに!

ふたりソロキャンプ(2) (イブニングKC)

ふたりソロキャンプ(2) (イブニングKC)

オレは樹乃倉厳。34歳。趣味はキャンプ。独りで野営する生粋のソロキャンパー。自然を愛してる、火を木を水を土を。それと同等に孤独な自分の生き方を愛している―ーー。…な俺が! ひょんなことから草野雫20歳という小娘に出会い、ふたりでソロキャンプをするはめに!そんなこんなの第2弾!キャンプテク&キャンプ飯&ノウハウ満載!

むかし筒井康隆が「一匹狼協同組合」とかなんとか、そんなギャグを語ったことがありましたが…。狙って付けた、その矛盾のタイトルはともかく、これはおそらく企画の段階から、『ひとつのジャンル、趣味のノウハウ、蘊蓄漫画。ただ、その情報の紹介を、詳しい(中年の)男が教師・解説役で、美しく若手女性が聞き手・生徒役を務めたら受けるんじゃね?』という……、そんな意図をまったく隠す気配もなく作品化してましてなあ。ジェンダーだ、新語「マンスプレイング」だ、とそんな言葉を使う以前に、ある種の気恥ずかしさみたいなのが感じられて、ぶっちゃけ好きな漫画ではない。
www.huffingtonpost.jp
ja.wikipedia.org
gendai.ismedia.jp

もちろん作品中では、男性は別に「教えたがり」な訳じゃなく、そんな意識はなかったのに女性のほうが「押し掛け弟子」のようにあれこれと強引に知識を乞いに来た、という言い訳はあるのだが…


 ただ、そもそも、これは「テルマエ・ロマエ」や「メタモルフォーゼの縁側」とかともつながるもっと大きな一ジャンルの一部であり、こういうものが人気を持つのはある種の必然と言うか普遍現象だろうとは思ってる。
そして、「キャンプ」とそれにまつわるノウハウは、広い意味での「冒険・サバイバルもの」であり、実際にはキャンプに行かないような層も含めて、幅広い需要があることも間違いないんじゃないか、と思う。

観測範囲一人(俺)の話だが、路上の格闘技・武器術(護身術)とか魔術(民俗学)とかと、「キャンプ、サバイバル、冒険探検」はつながった何かであって、このへんは延々と少年から中年までの雑誌メディア企画の一角を占め続けると考えている。


さて、そんな中で、最新号の「ふたりソロキャンプ」では、キャンプだけでなく、バーベキューその他でもなかなか体験するすることが多い「薪に火がつかない」という話を、解説している。
ほんとに焚火や調理をしようとすると、薪というものは火がつかない。こんなに火がつかないのに、なんで木造小屋が火事になるんだろう?「火攻め」が可能なんだろう?と思うぐらい。

4年前、こんなtogetterまとめを作ったのも、「あまりに木に着火しにくいから」だったな(笑)

togetter.com


ま、ここでの解説も要は「薪は細くして使え」「湿ってる状態の薪は火がつかない」みたいな常識を語ってるにすぎないんだけど、それなりに覚えておくと損はないんじゃないか、ということで紹介。
へんなトリミングで読みにくい、というのは、アレをあれしたためなので、お許しいただいきたい。

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ふたりソロキャンプ・焚火のノウハウ(イブニング2019年12号)