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John 8:32 Then you will know the truth, and the truth will set you free."  複数ブログの過去記事を移管し、管理の委託を受けています 

原田久仁信氏が、日馬富士の「貴ノ岩暴行事件」を漫画化。実話ノンフィクション漫画についてあれこれ

※ https://twitter.com/gryphonjapan/status/1003399276209139712 というtwitterのツリーからの再構成です

貴の乱 日馬富士暴行事件の真相と日本相撲協会の「権力闘争」

貴の乱 日馬富士暴行事件の真相と日本相撲協会の「権力闘争」

貴の乱 日馬富士暴行事件の真相と日本相撲協会の「権力闘争」


https://www.amazon.co.jp/dp/4800281024
という本がことし2月に出たのですが、なんとこの中に、あの原田久仁信氏の劇画
「モンゴル・コネクション 鳥取の惨劇」という劇画が収録されているので、ご報告いたします。

内容的には、別に新事実があったとかじゃない。というか逆に「日本相撲協会 中間報告」に基づいて描いている、と明言し、そこからは一歩も出ない。これは、こういう再現ノンフィクション劇画の「事実認定」を巡っての法的問題を一気に解決する一つの手ではある。そこに不満が出るかもだが…。
ただし芸とはやはり凄いもので、原田久仁信が絵にすると、ビデオもないであろう彼らの行為がリアルな画風で表現され、まさに真実のように見えてしまう。
 

原田氏は60歳を超えて、自身でも全盛期の画力はない、と認めているし、世の中にはもっと再現力高い漫画家もいるはずだが、それでも…こういう、再現ノンフィクションで原田氏の絵に勝る漫画はない、と思ってしまうのは、観測範囲や世代の思い出補完だろうか?
それとも、ほぼ代表作がその系列であるがゆえの専門性だろうか?

逆に、様々な漫画出版社、あるいは実話系雑誌で「第二の原田久仁信」が育ちつつあるのだろうか?

内容的なところで気になるのは、日馬富士はそもそも貴ノ岩ら若手をかばう側だったのが、後半はあの通りの暴行になったことだ(報告書でもそうなってる)
  
単純に報告書通りに「最初かばったからこそ、その後の態度に自分の面子が潰れた気がした」かもしれぬが「酒乱説」もあったね。…よくわからん
この日馬富士の絵!!そして「グフフッ」デター( ゜∀ ゜)!

原田久仁信の「グフフッ」や「ホゲーッ」は横山光輝の「ふむう」「むむむ」に匹敵する。てか、そういう研究もある。

横山三国志の「むむむ」を全て集めてみた
http://d.hatena.ne.jp/niguruta/20101011/1286766944

「ホゲ〜ッ!」大全
http://d.hatena.ne.jp/washburn1975/20101016

2月に出たこの本では、貴乃花八角理事長との権力闘争開始のところで終わり、その後の顛末は当然記されていない。
 

実話漫画と逸話、名言、エピソードの「権利」について

ところで、あんまり書きたい話ではないのだけど、「実話は漫画化できるのか?」という話について、最後に書いておきたい。 続く

肖像権と著作権水島新司新保信長 @nobunagashinbo|note(ノート) https://note.mu/nobunagashinbo/n/n5f0564baf348
…1995年、プロ野球電波肖像権委員会が、マンガからも肖像権料を徴収すると決定。以降、マンガに実在の選手を出そうとすると、年間数十万円の肖像権料を支払わねばならなくなった(時事4コマ、スポーツ紙の1コママンガなどは報道性の見地から例外とされる)。

 そんななか、今でも実在選手を登場させているのが水島新司である。95年の時点では、水島新司だけはプロ野球の人気アップに長年貢献してきた功績から、肖像権料を免除され…

「1995年、プロ野球電波肖像権委員会が、マンガからも肖像権料を徴収すると決定。以降、マンガに実在の選手を出そうとすると、年間数十万円の肖像権料を支払わねばならなくなった(時事4コマ、スポーツ紙の1コママンガなどは報道性の見地から例外とされる)」 …この「時事4コマ、スポーツ紙の1コママンガなどは報道性の見地から例外」を敷衍すれば、当然原田久仁信相撲協会の報告書を再現した漫画は長編ストーリー漫画でも(笑)、許容されるのだろう。それは当然だ。野球漫画でいえば、今連載中の「江川と西本」はどうかな?

希望的には「『江川と西本』は当時のスポーツ界の真実を追う報道、ノンフィクションです。肖像権というのは筋が違う」とやってほしいし、それが認められると思うが、関係を重視してそこは争ってないかもなあ。
実際、こういう「有名スポーツ選手の物語を絵で再現します」はどこまでOKなんだろうか? 

はっきり言えば「プロレススーパースター列伝」が、今後も再刊されるのかにも関わってくる話だからね(笑)
あと、ここから言いたいのは「ジャニーズ」の話!
ジャニーズといえば肖像権を振り回してさまざまなメディアを規制する無双っぷりだが、「報道です。だから絵で再現します」とやったら… ぶっちゃけ、原田久仁信御大に筆を執ってもらい「実録!SMAP解散の真実」というのを、裁判で争われないほどに事実を踏まえたうえで描いてもらえれば、相当売れるのではないか?
てか、それに近いまとめやコラは作ったな(笑)

木村拓哉上田馬之助説とは何か? https://togetter.com/li/927475



いや、これほんとにそういうマンガを描いたら、かなり売れると思う…肖像権の問題もおそらく争えるはず。
宝島社なら怖いもんなしなので、ほんとにやるんじゃなかろうか、原田久仁信氏が描く「ジャニーズスーパースター列伝」。

たとえば「モリカケ問題」でも「日大アメフト問題」「米朝会談」でも、しっかりした原作あれば原田久仁信氏は漫画化できると思うんだよね。
てか「日本宰相伝」も「平壌の冷たい夏」も書いてるし、アメフトはファンクスとハンセン、ブロディの時に書いてたか(笑)



だけど、ただそういう時、その「事実」ってどこから著作権的な権利があるのだろう?とも思う。

日本相撲協会報告書」はともかく、たとえばプロレスラーのインタビューで超面白い逸話、思い出話が発掘されたら、その逸話を絵で再現したり再構成して語れるのか?
たとえば文章そのままコピペはもちろんだめだろうけど、ある人物の逸話や名言などは事実として、例えば絵で再現してもいいんだよね。最初にルポ書いた人、インタビュアーに権利がある、というのもこれまた変だし…

twitterで有名だった、アカツキ氏の「プロレス逸話4コマ」、ついに書籍化決定 - 見えない道場本舗 (id:gryphon / @gryphonjapan) http://d.hatena.ne.jp/gryphon/20180530/p1

この前、出版決定について報告があったアカツキさんの本も楽しみなので、できれば「OK」という確信をもって安心したい、という話。