【創作】きつねくん #ナナライ奇譚 pic.twitter.com/4tGdWCLdmn
— 園田ゆり/あしあと探偵2巻 (@sonoda_yuri) 2018年2月4日
という話。
ふと思えば、異世界のものがこの人間界にやってきた時、彼に人間が優しくしてあげる、あるいはこういうふうに見て見ぬふりをしてあげることでひそやかな友情や報恩の交流がある、というのは定番でありました。
この作品は、その定番をどういうふうに料理すればいい作品になるかのお手本といえるかもしれない。
永遠の名作
手袋を買いに
新美南吉
http://www.aozora.gr.jp/cards/000121/files/637_13341.html
だが、自分はこれを「カネを持ってきさえすれば誰であろうと商品は売れる。人間は、そして人間以外もカネの前には平等だ」という資本主義賛歌として読んだな(笑)
あとひとつ、落語に「まめだ」というのがある。「どうらく息子」で劇中劇的に漫画化された。
「どうらく息子」最新回で紹介された桂米朝の「まめだ」がイイ!! - http://d.hatena.ne.jp/gryphon/20160622/p4
物語の一典型としての、これらの話を、どう消化していくかと考えれば面白い。また、最初に紹介した作品、そういう意図があるナシに関わらず、マイノリティの比喩的な物語ともなり得るかもしれない。
もうひとつ「子供時代、みんなで遊んだ」「かくれんぼ」とかそういうのが物語になると、ノスタルジーと得体のしれない怖さがともにあるよね。
筒井康隆「かくれんぼをした夜」。今でも読めるのかな。
最近の筒井作品はテーマごとに再構成された本のほうが出回ってたりするし…
https://ameblo.jp/piperplan9/entry-11434747179.html
?かくれんぼをした夜
小学校の時にかくれんぼをして、
そのままなーなーに解散してしまった記憶って誰でもあるはず。
仲の良かったてっちゃん、まっちゃん、源さん、
それぞれの心に強く残っていたそのときのかくれんぼ。
死の間際、まだかくれんぼを続けているような気分に陥り、
楽しみながら死んでいく三人。
幼い時の共通の記憶ってなんでこんなに切なくなるのかしら(´;ω;`)
現在はここに収録されているのか
- 作者: 筒井康隆
- 出版社/メーカー: 新潮社
- 発売日: 2002/10/30
- メディア: 文庫
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