内容紹介トラクターの世界史 - 人類の歴史を変えた「鉄の馬」たち (中公新書)
- 作者: 藤原辰史
- 出版社/メーカー: 中央公論新社
- 発売日: 2017/09/20
- メディア: 新書
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1892年にアメリカで発明されたトラクターは、直接土を耕す苦役から人類を解放し、穀物の大量生産を可能にした。文明のシンボルともなったトラクターは、アメリカでは量産によって、ソ連・ナチ・ドイツ、中国では国策によって広まり、世界中に普及する。だが、化学肥料の使用、土地の圧縮、多額のローンなど新たな問題を生み出す。本書は、一つの農業用の"機械"が、人類に何をもたらしたのか、日本での特異な発展にも触れながら、農民、国家、社会を通して描く。著者について
京都大学人文科学研究所准教授.1976(昭和51)年北海道旭川市生まれ.99年京都大学総合人間学部卒業.2002年京都大学人間・環境学研究科中途退学.京都大学人文科学研究所助手,東京大学農学生命科学研究科講師を経て,13年4月より現職 専攻・農業史。『ナチス・ドイツの有機農業』(柏書房,2005年),『カブラの冬』(人文書院,2011年),『ナチスのキッチン』(水声社,2012年)河合隼雄学芸賞.『稲の大東亜共栄圏』(吉川弘文館,2012年).『食べること考えること』(共和国, 2014年)など
ことしはトラクター誕生125年か。
21日発売の新刊見本です。藤原辰史著『トラクターの世界史』、榎村寛之著『斎宮―伊勢斎王たちの生きた古代史』、カレン・アームストロング著『イスラームの歴史』、山崎史郎著『人口減少と社会保障』、高階秀爾著『カラー版 近代絵画史 増補版』(上下)。全国の書店などでよろしくお願いします。 pic.twitter.com/YDJkl7Kh9q
— 中公新書 (@chukoshinsho) 2017年9月18日
中公新書さん、@chukoshinsho あっぱれ!
— gryphon(まとめ用RT多) (@gryphonjapan) 2017年8月4日
別に深い興味や知識があるわけではなかったが、タイトルだけでワクワク感。
藤原氏に腕組みポーズを!(意味不明)
藤原辰史『トラクターの世界史 人類の歴史を変えた「鉄の馬」たち』https://t.co/sqiDpzQfxF
読書中:藤原辰史「トラクターの世界史」中公新書。20世紀に開発されたトラクターが世界の歴史にどのように影響を与えたのかを扱っている模様。労働については、いかにして楽をするか、そして楽にすることでどんなことがしたいのか、時代は違えど、常にそういうところはあるんだなと。
— Hi-de (@hymura4) 2017年9月19日
なんで興味があるか、と考えれば、やはりフリッツ・ハーバー博士の空中窒素固定法や、農薬などと同じく、伝統的な農業の限界を突破し、農業に革命をもたらしてくれた立役者の一人だからだろう。
その力で、収量が大幅にあがったからこそ、いまの我々の安楽なるくらしがあるのだから。
どこで、どのように「トラクター」が生まれたかについての知識はあまり無い。泥や荒れ地に入るのだから「キャタピラー(商品名)」の歴史とも絡むのかもしれない。そのへん、楽しみです