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John 8:32 Then you will know the truth, and the truth will set you free."  複数ブログの過去記事を移管し、管理の委託を受けています/※場合により、語る対象の「ネタバレ」も在ります。ご了承ください 

「ポンポさんvs木根さんvs仲村さん(トクサツガガガ) 三大怪女銀幕最大の決戦」

※木根さんはヤングアニマルWEB、仲村さんはビッグコミックのマンガのいずれも主役で知名度は高いと思いますが「ポンポさん」は公開後、大評判だったですが、無料WEBの個人公開漫画です。最初に登場人物の出演作をおさらいしておきます。

「木根さんの1人でキネマ」

http://www.younganimal-densi.com/ttop?id=41 #木根さんの1人でキネマ

トクサツガガガ」(主演:仲村さん)

スピリッツ『トクサツガガガ』作品紹介 | 試し読み http://spi-net.jp/weekly/comic041.html #スピリッツ

トクサツガガガ (10) (ビッグコミックス)

トクサツガガガ (10) (ビッグコミックス)

本編

都内のちょっと小さ目な、今時は少なくなった名画座・・・・・ここで、オールナイトの3本立て「ヒーロー祭り」なる企画が行われていた。
「サザンクラウザー」「異星探査ストレンジャーV」「疾風怒濤 ジュウショウワン 」の新旧おりまぜた、TVシリーズ作品の映画版の公開だ。
超満員とは言えないが、それなりの客入りだった。
そこの薄暗い席に、外国人二人が座っていても、もとよりマニアックな層はそれなりに国境を越えている。特に目を引くということもなかった。
二人の経歴と目的を、誰にも知られていない限りは・・・・・・・・


ジーン君、見終っての感想はどう?」
「ええ、すごくよかったですよ!もちろんジャパンのトクサツですから、予算やスケールでは制約もあるんでしょうけど、その中ですごく工夫を凝らしてますし、お話の骨格もイケそうです! それを僕なりのイメージで膨らませていけば………」

「ふっふっふ、XXXXXXXXをXXXXにしてXXXした(※元ネタ漫画の結末部分なので一応伏字に)、ジーン監督の新境地は、どっ派手―なヒーローアクションものよ! 最後に上映された『JUUSHOUWAN』のリメイク権は、今回の来日で無事獲得したし! この作品の熱気を、ジーン君が受け継げば、間違いなく傑作になるわ!このジャンルが十八番のコルベットさんも監督したいと言ってたけど、ここはあなたに賭けるわ!」

「ぼくだって、小学校のころはジャパンから輸入されてた『KINAKOMAN』大好きでしたからね。小さすぎてジャパンの話だとは思わず熱中してましたけど」
「主演女優になるナタリーも来ればよかったのにねー」
「ナタリーさんじゃさすがに顔が割れすぎて、おおさわぎになっちゃいますよ」
「だけど、チームのヒロインは一人じゃないし、あと女幹部も必要なのよねー。ポンポさんの見立てでは、そこがリメイクの鍵なのよ!できればオリエンタルでミステリアス、そしてマッド&クレイジーな女性に演じてほしいんだけど…」

そんな話をしながら、上映館から抜け出し、ロビーへ向かう廊下を歩くと

その時、後ろから…


「決めた! このジョウショウワンを、アメリカに売り飛ばすような行為を許すまじ!! 断固抗議してやる!」
「仲村さん、声が大きいですよ!」
「だって、吉田さんもわかるでしょ!!アメリカに売られたら、あっち的なハリウッドの大味でカネだけ無駄に掛けた超大作になって、しかもテイストは失われているのにお金かけた分だけ映像の出来が良くなって悔しくなるに決まってるんだ!!」

「NAKAMURA」と呼ばれたそのロングヘア―の女性は、まあ美人と言えば美人だった。だが、特撮映画のオールナイト会場を出て、こんなにヒートアップする女性に、ジーン君はやや恐ろし気なものを感じた。
思わず目が合いそうになり、慌てて目をそらす。
だが、ポンポさんは、逆にその女性をじっと見つめていた・・・・

「ピン」

「え?」ジーン君が目を丸くする。
「あのウーマン、面白いわね・・・・・・・・・・・クレイジーな目をしてるわ。通訳さん、ちょっとあの子を追いかけて、名刺を渡してくれるかしら?」
「あ、あの、ポンポさん・・・」
ジーン君、あの女の人が、今度の映画のどこかの役で出るとしたら…そんなイメージが膨らんだりしないかい?」
「そういわれれば………」
たしかに、面白いかもしれない・・・・・・・さすがポンポさん、役どころの発掘では、まったく追随をゆるさない。あの女性はもちろん女優でもなんでもない人だけど、ぼくが大好きなアキラ・クロサワやキアロスタミも、素人を使って名作を撮ったじゃないか・・・・・


そのとき、
「V8を称えよ!」
と奇妙なポーズをとって絶叫する女性が目についた。
おもわずジーンは振り向いたが、ポスターで一瞬で理解した。ああ、「マッドマックス・怒りのデスロード」のリバイバル上映だ。うん、あれも僕のフェイバリットムービーの一つだ。
興奮して乗り移ったようになる気持ちもわかるさ。

ジーンは、ひとりうなずく。
理解した時点でジーンはやや余裕を取り戻し、女性を観察した。さっき、群衆の中の一女性をスカウトしたいと言い始めたポンポさんの言葉が印象に残っていたのかもしれない。

こちらの女性は髪をやや短めに切った、やはりなかなかの美人で、年はさっきの女性より…歳ほど年上?のようだ。
しかし、日本は元気がないとか、日本人は感情を表に表すことがないといわれるけど、こういう小さな映画館でこれだけおおさわぎをする女性がいるというのもなかなかじゃないか。

「ねえ、ポンポさん?」
 
「・・・・・・・・ピン」
「え? こっちも??」

「あのウーマンも、別のテイストのマッドネスを感じるわ。あの女の人と、この女の人の二人を対比させて、ひとつの個性として打ち出せば、ジュウショウワン・ハリウッド版の敵役たる悪の組織の幹部とかにふさわしいと思わない?ジーン君。通訳さん、急いであっちも!!口説くのは時間かかるかもしれないけど、何としてもあの二人のプロフィールを手に入れて、ムービーに出てもらうのよ!!」



これは、
ジーン監督が、ニッポン特撮をハリウッドでリメイクしたジュウショウワンあらため「JUUSHOWAN」の撮影を行う時に巻き起こった騒動の、ほんのプロローグに過ぎなかった…(了)



実は以前から、『「木根さんの1人でキネマ」と「トクサツガガガ」の主人公と作品世界はある種の共通性があるので、いつか繋がってほしいなあ』と思っていたのだが、版元の違いなどはいかんともしがたく、実現することはあるまいと思われるので、まぁ『二次創作』という形で、ふたつを合体させた次第だ(笑)。


そして上のエントリは、本日募集最終日のこちらに関係している

id:washburn1975さんの

対決映画ベストテン - 男の魂に火をつけろ! (id:washburn1975 / @washburn1975) http://d.hatena.ne.jp/washburn1975/20170329

これに
参加します

1.ゴジラvsガイガン(1972年)
2.キングコングvsゴジラ(1962年)
3.マジンガーZvsデビルマン(1973年)
4.メガ・シャークVSジャイアント・オクトパス(2009)
 
以下棄権

あまり見ている作品も少なく、全10作は選べなかったが、これを契機に「〇〇vs○○」今やってほしいのは何かなあ、と考えたら、上のようなお話が脳内にできていたと(笑)



※そして投票そのものは29日の24時が締め切りで、間に合わなかったというオチ。