【無料公開中】堀口恭司インタビュー「RIZINが世界のフライ級の中心になれれば……」 http://ch.nicovideo.jp/dropkick/blomaga/ar1207926
――そういう中で、UFCなりベラトールに上がってくる選手は何が違うんですかね?
堀口 どうなんですかねぇ……。変な意味じゃなく、恐怖心を持ってる選手のほうが上に行くのかなと。「ここはいっちゃマズイな」っていうのわかるかどうか。そういうのがないと、変にいっちゃって逆転KO食らったりしますよね。イケイケだけじゃ勝てないっていうか。
――みんな何かしら武器は持ってるから、イケイケで勝つのは普通で。ピンチになった時とかピンチにならない危機管理が大事だと。
堀口 そこだと思いますね。そう考えると、技術の違いっていうのはもちろんありますけど、簡単な試合ってないんですよ。一発入っちゃったら終わりの世界なんで。あとは考えてやってるかやってないか。そこは練習量であったり、試合の経験も活きてきますよね。
――危機管理の嗅覚が身につくというか。
堀口 そうですね。「あ、ここはいっちゃダメだな」っていうのが分かるようになる。
イケイケより、「行っちゃダメ」な場面に気付くことが重要なのだと。このへんは間合いを大きくとって戦う伝統空手の経験も生かされているのかもしれない。
実際、UFCの1敗、デミトリウス戦でも、ほかの勝利した試合でも「不用意に相手からもらう」ということは無かった気がする。