吉田沙保里「取材するなら3万円」 記者にギャラを要求し不評 #ldnews #ldnews http://news.livedoor.com/article/detail/11825985/
話題になりました。ブックマークも600越え。
http://b.hatena.ne.jp/entry/news.livedoor.com/article/detail/11825985/
ちなみに先行者がいた。大砲とスタンプと100万エン。軍票不可。
「吉田沙保里、“取材するなら3万円”で記者から不評」とかいうニュース、ブッチャーは「100万円持ってくるか消えな!」だったのだぞ。
— Хаями Расэндзин (@RASENJIN) 2016年7月30日
さて、自分はインタビューの有料、是か非か、というのに、特に全面的にけしからんとも、そうするのが当然とも思っていない。
それはジャーナリズム云々というより、「コンテンツ」と「それを拡散するメディア媒体(のインフラ)」の関係、特に「買う」「売る」の関係自体が、非常にあいまいなものだからだ。
コンテンツと媒体、お金を「貰う」か「払う」かに別に原則は無い。今のTVは、無名の天才が仕組みをつくった(井沢元彦) - http://d.hatena.ne.jp/gryphon/20140330/p3
貴重な時間をインタビューに割くのだから有料は当然、という話だが、もっと貴重な時間と労力とお金がかかっているだろう「アニメ」や「プロレス中継」が、地方局や深夜の時間帯においてはしばしば、作った側が「お金を払って」放送「してもらっている」。
だから逆に、自分という人間のインタビューに市場価値があり、それは自分に謝礼が来てもそのコンテンツがペイすると思っている人が有料にする、というのは別に道徳的非難に値するわけではない。それがいやなら買い手がつかなければいいので。
でも、どこかの事件の「重要参考人」が有料会見したことがあったな……
話をブッチャーと「プロレススーパースター列伝」に戻すけど、なぜかブッチャーはほかの作品でも「ガメツイブッチャー」とか「ケチにかけてはプロレス界No1のブッチャー」「世の中でマネーしか信用しない主義なのに」とさんざん言われている。梶原一騎は個人的にも付き合いが多いから、リアルなところそうなのかもしれない。
実は椎名誠も、インタビューを組んだら、その場で開口一番「このインタビューにはXXドルほしい」と言い出し、それに「ノー」と答えたら、その後ふつうにインタビュー始まった(つまりダメ元で言ってみたらしい)……という、不動産屋の退去料みたいなエピソードがある。
それよりなにより、梶原一騎はそういうがめつさ、合理主義?ぶりをまず書いておいてから、「そんなブッチャーが、この自分、梶原様にはしみじみと人生を語ってくれた。なにしろ俺はカラテ界の大物(極真の幹部)で、リスペクトされてるからな!」という俺SUGEEEEな物語に押し込んでいるのだよな。
こういう作劇術はホントにうまいわ、と感心する。
ということで、自分が大好きな「100万エンもってくるか、きえな!」という言葉(「エン」がカタカナなのがまた味がある!)を紹介するために、吉田選手はダシに使わせてもらった。
ちなみにジ・アウトサイダーのチャンピオン佐野哲也も、最近はインタビューなどにはこのように「100万エンもってくるか、きえな!」と要求しているという説がある(俺の中での説)。
『THE OUTSIDER第41戦に参戦してきましたよ(2)』⇒ http://amba.to/2au5Wxy #アメブロ @ameba_officialさんから