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John 8:32 Then you will know the truth, and the truth will set you free."  複数ブログの過去記事を移管し、管理の委託を受けています 

考察・「あ〜る」の光画部はスクールカーストの上位?下位?外?

究極超人あ〜る」は東日本大震災時の応援企画「ヒーローズ・カムバック」につづき、本格的な再登場漫画が前後編で最近描かれ、大反響でめでたい。
(事情により当分、あっちこっちのURLを紹介するのが大変なのでリンクは省略する。ぐぐったり小学館やナタリーでもみてください
)

さて、それとは偶然の重なりだろうけど、はてなにまた面白い「あ〜る論」があった。

学校共同体のなかでスクールカーストの最下層でも、成長を本気で目指して失敗した断念を抱えても、それでもぼくらは。 - 物語三昧〜できればより深く物語を楽しむために (id:Gaius_Petronius / @Gaius_Petronius) http://d.hatena.ne.jp/Gaius_Petronius/20151018/p1

まず、総体としてさまざまな作品が紹介された傑作だし、そのひとつである「あ〜る」においても

この何もない自分を持てあます自分から、外に出ることができるだろう?と考えたときに、最も参考になったのは、ゆうきまさみさんの大傑作『究極超人あーる』でした。

『究極超人あーる』の凄いことは、たぶんきっと、けっしてこの春風高校は偏差値も高くそれほどないし、先輩たちが務めている仕事も、グローバル!(笑)とかにかかわりのない地元の役所や中小企業なんですよね。ようはこれって、スクールカーストが意識されていないんですよ

といった分析だけでなく、実際にこれを読んで自分の青春のなかでも実際にさまざまなことを積極的にやっていった、というふうに影響を受けたとのことなので、作品への愛情や読み込みも、リアルタイム読者ではなかった自分より多いにあると思う。


ただ、それはそれとして、当方は以前、あ〜るの光画部や、その子孫であるハルヒSOS団は最終的にスクールカーストの「上」にくる、という前提で物語を語っていたんでね。
もちろん元々、スクールカーストなどという序列の発想自体が薄汚いというか嫌らしいものであり、それを意識するだけでヒーロー性は削がれるから、彼ら自体はそういうことを気にしない無垢で明るい精神の持ち主でありましょう。

ただ、「学園のお騒がせ屋」「変人集団」として目立つ一党は、成績とか親の経済力とかファッションセンスに関係なく、やはり基本的にはヒーロー…という言葉が違和感があるなら「トリックスター(それもスターの一種だ!)」だったろうし、だからこそそれを目指すような形で「不思議ちゃん」というものも生まれるんじゃないかなあ、と思いました。
遡れば弊衣破帽のバンカラ集団となります。


と、書いていて、実は先方と同じことを違う視点で言っているだけのようにも思えますけどね。


でもその視点の違いが面白かったので、メモをかねたような感じで覚え書き…というか、だいたいゆうきまさみ作品関連のはてな記事がはてブに挙がったらいっちょかみしとくんだよ、俺(笑)

自分の「学園の変人、お騒がせ集団はスクールカーストでは上位なんじゃないか?皆、それになりたくてなれずに憧れているからこそ受けるんじゃないか?」みたいな議論は、下のところで展開しています。
ただしあっちにいったりこっちにいったり、逆のところでは別の見解に賛同したりで、ストレートにそういう議論になってるわけではありません。

■今月WOWOWで放送した「涼宮ハルヒ」シリーズをほんのちょっとだけ見た感想 - http://d.hatena.ne.jp/gryphon/20110527/p3

■弊衣破帽のバンカラ→「むわーかして!」→「ただの人間に…」の系譜
http://d.hatena.ne.jp/gryphon/20090116#p4

■世の中の漫画やライトノベルには「学園変人もの」というジャンルがある。
http://d.hatena.ne.jp/gryphon/20091105/p4

■「学園お騒がせ集団vs生徒会」のシチュエーションの源流をたどるとどこへ行く?
http://d.hatena.ne.jp/gryphon/20101125/p4
(この記事はその後、拡大して壮大な一覧ができました)
http://d.hatena.ne.jp/gryphon/20150118/p3