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John 8:32 Then you will know the truth, and the truth will set you free."  複数ブログの過去記事を移管し、管理の委託を受けています/※場合により、語る対象の「ネタバレ」も在ります。ご了承ください 

最新版の歴史教科書では「蘇我馬子は、厩戸王(聖徳太子)と協力して改革を進め…」と書いてあるらしい

いま朝やっている、テレビ朝日の番組では「今でしょ!」の先生が一口雑学、お勉強の知識を伝えるやっつけコーナーがある。
そこで「『聖徳太子』の歴史上の位置づけ、見方が変わっている」ちう、それほどおもしろくも珍しくもないネタをやってたのだが、そこで「新年度の歴史教科書を持ってきました」となり・・・・・・

記憶で書くと、そこには「蘇我馬子厩戸王聖徳太子)と協力して」・・・という記述になってた、と。
まず、主語が蘇我馬子。そして「聖徳太子厩戸皇子)」だったのが、逆になっているのだと。

ふうむ。
自分の子ども時代、カゴ直利氏の歴史学習漫画が家にあったのだけど、そこでは馬子は知略縦横の聖徳太子に政策の主導権をどんどん握られ、やりこめられ、カリカリしながら、バカ息子の蘇我蝦夷に気をもむというコメディ的な描写がされていた(笑)。つまりは一休さんとしょうぐんさま、みたいなね。

でもこれも、たぶん皇国史観的な見立てのしっぽを引きずっているのだろう。仮にその両者の間に権力闘争や対立があったとしてもだ、それは…たとえばいま、安倍晋三石破茂の間にどんな緊張関係があったとしても、両者が互いを内心どう思っていようとも(笑)後世の歴史教科書にもし二人が載るなら「安倍と石破は協力して政治改革を進めた(その結果・・・はわからん)」と描写するしかないわねえ。


蘇我馬子は、厩戸王と協力して改革を進めた」というのは、客観的に観れば当たり前の話なのである。その後の宮廷クーデターで蘇我一族が逆賊になったから、逆算して蘇我の妨害をかわしながら改革する(潜在的)反蘇我聖徳太子、というフィクションになったのだろう。


ちょっとしたテレビ番組の一言でしたが、ほうと思ったのでメモした。