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John 8:32 Then you will know the truth, and the truth will set you free."  複数ブログの過去記事を移管し、管理の委託を受けています/※場合により、語る対象の「ネタバレ」も在ります。ご了承ください 

「いわば『逆張りの日本史』」。呉座勇一氏、井沢元彦氏に批判記事を郵送…大爆笑だが、正式な作法です

…先日ムック「 ユリイカ」( 青土社刊)の2020年12月号として刊行された「偽書の世界」に掲載されたエッセイのコピーが、 私宛に送られてきた。表書きを見ると「謹呈 井沢元彦先生 呉座勇一拝」とあった。例によって言葉は丁寧だが、私に「推理小説家に戻られてはいかがだろうか」などと私の歴史家としての仕事を全て否定した男からのものからであった。内容を見ると「甲陽軍鑑は真書である」という私の年来の主張が裏付けられたことがよほど気に入らないらしい。あれこれ揚げ足取りをして、挙句の果てには「まぐれ当たりである。軽はずみに真書と断定し、それがたまたま当たっていた。それだけの話である。いわば『逆張りの日本史』だ」…
週刊ポスト2021,2月19日号 井沢元彦「逆説の日本史」)

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呉座勇一氏、井沢元彦氏に批判記事を送る 週刊ポスト2021,2,19号

週刊ポスト 2021年 2月19日号 [雑誌]

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つまりこれか



いやいや、井沢史談に一定の積極的価値を認める当方も大爆笑だが、実際のところこれは呉座氏のほうが、古式にのっとった?正式な作法。
こうやることのほうが本来的には知的に誠実なのだが、ただまあ、やる人が少ないのも事実だろう。

こういう作法に近い(近くない)


ちなみに呉智英氏も、佐高信氏に批判記事を書いた単行本だか掲載雑誌を送ったのだが、呉氏はご丁寧にも、佐高氏批判記事の該当ページのところに付箋を貼っておいたそうで…、実に忌々し気に佐高氏が語っていた(笑)



論争自体に対しては、これも過去記事がまた役に立つというものだが、こちら。
というか、この時の希望が実現した。うれしいな
m-dojo.hatenadiary.com


該当「ユリイカ」の宣伝文句と目次


古今東西、書物あるところに偽書あり
古代、中世、近代、歴史の間に間に、偽書は突如現われる。
発見され、執筆され、拡散される。
それはパッチワークなのか、アンソロジーなのか、
カノンとされたものが偽書となるとき、
変容するのは歴史か解釈か。
『椿井文書』(中公新書)が広く読まれるいま、
問い返す。

目次*

❖対談
文書をめぐる冒険――古文書・偽文書・公文書/ 馬部隆弘 小澤 実

偽書の時代
偽書跳梁の八年間――安倍政権がとりもどそうとした「日本」/ 原田 実
歴史学界と偽書――『甲陽軍鑑』を事例に/ 呉座勇一

❖文献学より始まる
偽書と引用/偽書と憑依――漢文仏典、中世日本の「宗教」文献の中で/ 彌永信美
予言を読む――中世日本の未来はいかに訪れたか・〈聖徳太子未来記〉を中心に/ 小峯和明
秘伝の行く末――歌学秘伝における思想の伝播と権威のメカニクス/ 梅田 径
「炎上」する江戸の言説空間――宣長・秋成と藤貞幹の「偽書」/ 一戸 渉
神代文字の時空間――古代への幻想と国粋主義者たち/ 吉田 唯

❖〈偽書〉とはなにか
ニセ偽書事始/ 乗代雄介
偽書考――あるいは欲望の実体化について/ 横山茂雄
偽書の条件――本の生態誌という見方/ 山本貴光
偽書と書誌学/ 安形麻理
偽書の思想史――ルネサンスからポストモダンまで/ 大橋完太郎

❖詩
アレの話など/ 中島悦子

❖偽者の曙光
ディオニュシオス・アレオパギテースの勝利――ヨーロッパにおける新プラトン主義の残存と神秘主義の興隆/ 伊藤博
ある魔術的偽書のつくり方――アルテフィオの予言の書「過去・現在・未来について」/ 大橋喜之
借景――あるグノーシス主義者/ 鈴木創士
アリストテレスの『宇宙論』、真作と偽書のはざまで/ アダム・タカハシ
文字を残してはならない、と彼は言った――ピュタゴラス偽書と死者としての文字/ 黒川 巧

❖偽‐書叢
ヴァンパイアのいる世界/ 鍛治靖子
帝国の遺文、異聞の帝国/ 宮 紀子
歴史の真正性をめぐる論争のなかの『書経』/ 新居洋子
源氏物語』と異本――校訂と真贋をめぐって/ 越野優子
偽書さまざま――詩人ゲーテの周辺から/ 石原あえか
獄門晒し首と斬首処刑人と密偵/ 野崎六助

❖起源の神話をめぐって
トンデモと学術の狭間から/ 小澤祥子
修辞と予型、ほんとうの物語――古代末期地中海世界における偽書的思考/ 中西恭子
アンニウスがみた起源の夢――一六世紀フランスにおける民族神話の流行と国語意識の芽生え/ 久保田静香
「失われた大陸」と「幻の偽書」/ 庄子大亮
〈正統〉と〈神聖〉の在りか――戦後天皇(制)をめぐる〈偽〉なるものの想像力/ 茂木謙之介

❖ことばを擬す
文学作品における架空の書物――スタニスワフ・レム偽書集(アポクリファ)/ 芝田文乃
言の葉の隠れる偽りと真こと/ 串田純一
ウンベルト・エーコ偽書/ 橋本勝雄
言語学者は何語の夢をみるのか/ 小野 文
非人間的な文字列――譁・ュ怜喧縺代・螟夊・然主義的概念化/ 廣田龍平

❖信仰と秘教
交換日記/ 樋口恭介
パラレルワールドへと進化した偽史――ファクトとフィクションのはざまに/ 井辻朱美
神話や聖典とフィクション作品に違いはあるのか――?信仰における「偽書」とは/ 谷内 悠
薔薇十字文書からゴシック文学へ――ブルワー=リットン『ザノーニ』における薔薇十字団と魔術/ 田中千惠子
薔薇十字、ボルヘス、インターネット/ 木澤佐登志


❖連載
私の平成史 11/ 中村 稔

❖詩
三匹の子豚 他三篇/ 長谷部裕嗣

❖今月の作品
千種創一・牛島敦子・竹野 滴・よし・明石裕里・ピエルロモント/ 選=和合亮一

❖われ発見せり
ひとりで誰かと映画を見る/ 新谷和輝