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John 8:32 Then you will know the truth, and the truth will set you free."  複数ブログの過去記事を移管し、管理の委託を受けています/※場合により、語る対象の「ネタバレ」も在ります。ご了承ください 

袈裟固め(スカーフホールド)は有効な技か?柔術家とジョシュが大議論

昨日、2年ぶりに外国向けMMAブログを更新しましたよ。
http://d.hatena.ne.jp/gryphonjapan/20150129

ゴン格のジョシュ・バーネットインタビューの件でね。

すでに日本からMMA情報を発信するといっても、需要がPRIDEやK-1の時代とは及ぶべくもない、ということは説明するまでもない。休業状態はごく自然なことだが、はなはだ不正確とはいえ、専門誌の情報ならそれなりに海外ファンの興味をひくだろう。

将来的には、もともとは英語インタビューなのだから、あっちの雑誌や格闘サイトに、聞き手がインタビュー原文を二重に売却できるような枠組みでもあればいいのだが。(もうあるのかな?時々ゴン格にはあちらの雑誌記者のインタビューも載るのだから)


で、分量の膨大さと、あちらの需要を予測し、メタモリスの話題だけを選んだ。するとジョシュの、強烈なブラジリアン柔術批判ということになるのだが…これが一種のヒール的存在感を柔術業界では産むようなのだから面白い。
聞き手もペドロ先生から帯をもらってる柔術家なのだが(笑)


ほんでさ。
ゴン格で堀内記者が煽りのため?に持ち出して、ジョシュが想像通り、
「ありゃ話にならないね!」
―どのあたりが間違っているのですか
「基本的にすべてだね」
とトラッシュ・トークをしていた「グレイシー・ブレイクダウン」の動画はこれらしい。

言葉が分かる人は聴け。分からん人は表情と動きぐらいだけ。
にしても、前も書いたけど、ある大きな格闘技大会のあと、専門家が注目のポイントの技術解説をyoutubeで行ってUPする、それが定期的にあるというのはすごいアイデアだと思うよ。
WOWOWもTKの技術解説を、時間調整も兼ねて?やるようになったが、UFCも国内総合も含めて、どこかがやってもらえないかな。存在感と知名度はあがると思うんだな。月1回とか、定期的に、そして続けるのがポイントかと。


まあ、そんな要望は要望として、袈裟固めの有効性だが…自分も袈裟固めから腕を脚で決める系のフィニッシュが得意(というかそれしかできない)ので袈裟固め贔屓派。
というか、「袈裟固めは脱出されやすい、バックに回られやすい」というが自分は横四方固めでもマウントでも脱出されちゃうから同じなのだ(笑)。


自分は結構、使用者であることもあって袈裟固めには敏感に反応するし、極まると嬉しい技だ。

袈裟固め論はなんと2006年にちょっと長文をかいている。

「唯我」とリアルプロレスと袈裟固めと - http://d.hatena.ne.jp/gryphon/20061121/p2

このブログを「けさ固め」「袈裟固め」で検索してもらってほしいが、
唯我 誠悟 高橋義生 鶴屋浩 藤田和之 吉田秀彦 マーク・コールマン…などが、リアルファイトで袈裟固めのポジションからタップを奪った「スカーフホールドクラブ」の会員になるのかな。複数回それで勝った誠悟や唯我はプレミアム会員だ。


しかしクラブのメンバーを見ると「この技はビッグガイ専用の技だ」というグレイシーの批判も、一定の理があるのかなー、ともちょっと思ったり。

まあ、技をめぐっての議論なんてのも、格闘技ブログ的には楽しいよね。「それより実際に技を磨いたらどうだ」はおいといて(笑)。


ジョシュインタビュー、別の話題はこっちでも書いてます。

ジョシュ・バーネットがついに禁断の場所へ…諫山創進撃の巨人」を読んだ!評した!!(ゴン格) - http://d.hatena.ne.jp/gryphon/20150129/p2