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2014年上半期UFC事業分析…米国での「流行」は終焉へ■MMA Unleashed http://ch.nicovideo.jp/dropkick/blomaga/ar590040 #blomaga
GSP不在のいま、対戦相手に関わらず、出場すれば50万件をさばけるという選手はUFCにいなくなった……
(略)
UFC174(「デミトリアス・ジョンソン vs. アリ・バガウチノフ」)ではついに売上件数が95,000〜115,000件程度にとどまり、UFCのPPV史上最低記録を更新したとみられている。もっとも……むしろこのカードならこの程度の売上ではないかという下馬評はクリア…地上波FOXでの中継の視聴率も低下……前年同期比で24%の下落…
ケーブル局Fox Sports 1でのUFCの視聴者数は、以前Spike TVで放送していた頃に大きくおよんでいな…人気の高いFOX系列でUFCの試合を放送すれば、そこからスター選手が続々と輩出され、PPVの売上がますます伸びるというのが、UFCが描いていたシナリオだったはずだ。……現状では、FOXがUFCを育てるのではなく、UFCがFOXを育てる…
これに対してデイナの回答を要約する。
・米国、カナダなどでUFCを定着させた戦略を、いまは世界中でやっている最中なんだ。これに成功すれば、逆に経営もUFCという競技も安定する。
・ファイトパスは元々そういう国向け。米国のファンに無理に入れとは言わない。だが、本当に見たいのがあれば入ってくれ。それだけ入って来月は解約してくれてもいい。ハントvsネルソン見たいだろ?
・ライブ大会をその国でやれば、その国の人は今度はその国でのUFC中継、PPVも見たくなるんだ
ということだそうだ。
ちなみに背景として、そもそも「FOXスポーツ」がアメリカでESPNなどのライバル局に対抗するメディアに成長できず、挑戦は失敗に終わった、ということがあるらしい。
へえ、ルパート・マードックが率いて世界で連戦連勝、というイメージがあったが、失敗もしてるんだね。
さて、そこから巨額の放送権料が入ってくる(2017年まで)から、ファイトパスなどの積極戦略をとれる面もあるUFC。それが本当に世界に「流行」でなく定着するのか、それとも「流行が廃れる」だけで元の木阿弥〜〜どこかの極東の国のように…となるのか。
これはちょっと予測がむつかしい。
「世界戦略なんて大風呂敷を広げず、アメリカで誰もが見たくなる、PPVを買いたくなるようなメガイベントを年8回開けばいい」という提言をする人もいる。
世界に散らばるUFNのメインを集めれば、たしかにそれは不可能ではないだろうけど……