毎日新聞の1面コラム「余禄」より。
毎日新聞 2014年01月10日 02時00分
http://mainichi.jp/opinion/news/20140110k0000m070122000c.html
古代ローマではラクダを「カメルス」、雌ヒョウを「パルダリス」と呼んだ。ではカエサルが独裁官だった紀元前40年代、ローマ人が初めて見て「カメロパルダリス」と名づけた動物は何だろう▲実はキリンである。その姿と模様からローマ人はキリンを両者の混血と思ったらしい。ならばさぞ強かろうと考えたのか、キリンはカエサルが催した闘技場の競技で闘わされるはめになる。自分らの勘違いに気づいたローマ人は以後キリンを「野生の羊」とも呼んだ▲以上の事柄は博物学者のプリニウスがその「博物誌」に書いているところである。闘わない「羊」が食べられてしまったのかどうかは記されていない。
(後略)
ま、キリンだってそんなに弱いわけではなく、その強さはソクジュも認めたところだ。
くわしくは2007年4月のkamipro参照。
どうぶつは強いぞこわいぞ(今月のkamiproより) -
http://d.hatena.ne.jp/gryphon/20070404/p4
だがまあ、それにしてもローマ闘技場に呼ばれたら一発リリースといったところであろう。
ローマにも、曙をそのままK-1のリングにあげた谷川貞治氏みたいな人がいたということか。
弱者の戦略を授けられ、優勝すれば自由への道が開けている、とかならまた別だったろうけどね。このまえ4巻が発売されました。

- 作者: 技来静也
- 出版社/メーカー: 白泉社
- 発売日: 2013/12/27
- メディア: コミック
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