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John 8:32 Then you will know the truth, and the truth will set you free."  複数ブログの過去記事を移管し、管理の委託を受けています/※場合により、語る対象の「ネタバレ」も在ります。ご了承ください 

シュウ・ヒラタ氏「無名外国人より、日本人の強豪を倒せばUFC行きには有利。ジョー・シルバはその意味分かってるから」

昨日書いたこの催し。
http://d.hatena.ne.jp/gryphon/20140106/p1

そこで語られたいろいろ。

UFCアジアシリーズは結局現地の売り興行になる。そうすると、そこでの客入りが一番の問題なのだから、米国の時差に合わせて試合をすることができない。自然、PPVなしとなる。


・いまのUFCは中継車をめちゃくちゃたくさん入れる。だから、実は日本ではさいたまSAか…あるいは東京ドームぐらいしか使えない。TDCでも両国でもだめなんです


UFCは、或いは外の団体でも、全部の契約試合を行うことはほとんどない。全試合の契約を終える前に、更新の契約にサインしてもらうのが一般的。勝ち逃げを防ぐためにね。交渉の時には「契約を更新してもらえないなら、最後の試合は前座になるよ?」みたいな交渉も。
 

・いまはどこのUFCのプロモーターからも、『うちの大会では、女子の試合を組んでくれ』と言われてる状態。


・次に誕生するとしたら、男子のフライ級より小さいストロー級かな。でも今は、男子フライより女子!的な需要が多いのが現状。


・インヴィクタでも分かるけど、結局小さい団体がUFCに売れる財産は選手との契約。DEEPさんもパンクラスさんも、口頭とか紳士的関係とかじゃなくて正式に選手を確保できる契約を結んでいないと売るものがないですよ。


・公にしていないが、LEGENDFCもたぶんUFCに選手契約を売ったんじゃなかろうか。


シンガポールに電2のひとがきてた。3月1日で、そのつぎの有力候補地はフィリピン、日本はもしひらけるとしたら8、9月?

さて、表題に書いた話も。

ジョー・シルバもショーン・シェルビーも基本、注目選手は見ているけど、ただの戦績だけでなく、対戦相手を重視してる。対戦相手が強いというのがいちばん大きい評価点。
 
だから、国際戦を組んでUFCを目指す・・・という話を聞くけど、正直その団体の中で、これまで実績があった強豪を倒したほうが、ZUFFAへのアピールには間違いなく効果的。


なぜかというと、ジョーもショーンもとんでもない格闘技オタクで「こんなのまで!」という試合映像まで見てる。だから日本人同士でも「XXXに勝ったということはこういう意味がある」ってことも全部把握してるから!!
 
ジョーもショーンも、ほとんどの新規契約や選手のリリースの権限を持っている。デイナ・ホワイト自体が決定を下すことも無いことは無いが、ごくまれな話。それほど信頼は厚い。だからこの2人はよく、上層部と喧嘩している。
ジョーが財務だか法務だかがマッチメークに口出ししたとき「俺はお前らの部門に口出ししたことが一度でもあったか!?」とキレて怒鳴ったって話を聞いてますよ。


・だけどまあ、最近は日本人同士で実績を積む、というのも一極化で難しいということは彼らも分かってます。この前、ある選手を見て「でもめぼしい選手と戦ってないなあ…」と言ったんで、僕が「その『めぼしい選手』みんなUFCと契約しちゃってるじゃん!」と言い返したことがありました(笑)


といった、情報。