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John 8:32 Then you will know the truth, and the truth will set you free."  複数ブログの過去記事を移管し、管理の委託を受けています 

代理人、仕掛人…浮草虚業の、栄光と誇りを逆説で語る「グラゼニ」の一節がかっこいい&「限界集落温泉」(鈴木みそ)

上の記事からの続きです。

W杯の放送権料をぐいぐい釣り上げていくデンツーも海千山千なら、それを「はらえん」と
諦めるポーズをとったスカパーも海千山千。狐と狸の化かしあい。どんな決着がつくかは分かりませんな。

その一方で、この前、あの「怪物」がまた動きをみせたとか。

■首相が秋元康氏宅で昼食 小泉政務官が同席
http://sankei.jp.msn.com/politics/news/131012/plc13101218580013-n1.htm
安倍晋三首相は12日、人気アイドルグループ「AKB48」の総合プロデューサーを務める秋元康氏の東京都内にある自宅に招かれ、昼食を共にした。

国のトップが民間人との会食のため、その家に赴く…というと「キュンメル事件」を思い出すな(銀英伝脳)。
それはともかく秋元康氏を「怪物」と呼ぶゆえんは、以下のとおり。

AKB48…というか秋元康氏について質問。彼はいわゆる”怪物”なのか?〜或いは虚業家列伝。
http://d.hatena.ne.jp/gryphon/20120611/p4

まーとにかく、「ものづくり日本」とか「匠の技」とかそういうところとは別の、こういう舌先三寸でガラクタも宝も一緒くたにして売りつける「虚業家」としかいいようのない人々に、自分は実生活ではあんまり関わりたくないものの(笑)、遠くからは興味を持って見守っている。
で、最近の「グラゼニ」では、日本選手をメジャーリーグに、外国人を日本球界に斡旋し、そこからピンハネ(失礼な、正当な報酬だ。)する「代理人業」を描くシリーズをやっている。モーニング44号に掲載された回で、その代理人会社の社長が、部下に語る自己の認識がかっこいい。



野球選手は「グラウンドにゃ銭が埋まってる」とかいう…。
確かに…成績を上げた選手には確実に埋まっている。
こんなまっとうなことはない。働けば働いただけ儲かる。いいよな堂々としてて…。
じゃあ……”俺たちのゼニ”はどこに埋まっている?
そこら辺にフワフワ浮いているのさ!俺たちはそいつを掴みに行く!
でも そんなモノはフワフワしているから本当に掴めるかどうか分からない。スルッと手から逃げていくかもしれない。
うまく掴めたとしても それがいくらか分からない。
そんなあやふやなモノ! 努力が報われるとも限らんし 堂々ともしていない。隙間をついていくよーなもんだからな…。
言うならば”ミジメが仕事”よ
(部下 「ミジメが…仕事……」)
だけどな よく考えてくれ……。 保証されている銭を取りに行くだけなら…… それは単なるサラリーマンだ!
無いとこに 銭を産み出させる! それがビジネスマンだ!
俺たちはビジネスマンだろ?

かっこい台詞だが、
これが秋元康さんの台詞だとしても、まったく違和感が無いですね(笑)

ぼくの知っている、こういう「ビジネスマン」のtwitter
https://twitter.com/ShuHirata
https://twitter.com/booker_k

2大巨頭、といっていい。内田さんはお元気だろうか。

こういう連中に興味あるなら、鈴木みそ限界集落温泉」は面白いはず

この前、こんなトークを作者本人がしていた。

http://blog.freeex.jp/archives/51400682.html
<鈴木>… 例えば、『限界集落(ギリギリ)温泉』っていう漫画の1巻を3万部出して、これがあんまり売れなくて。
 2巻になると1万5000に減って、3巻になったら9000になって、4巻が8000部ですよ。
 これで打ち切りですね。チョッキンって。8000部になるともうやってらんないから。
 なので、「この話は本当はもうちょっと長かったんですけど、ごめんね」っていう。4巻で終わりってことで。

(略)
だから、僕が(※「温泉」の電子出版を)「全部出しますよ?」って言ったら、「ああ、いいですよ」って。
(略)
 そこんとこで、「僕が全部の権利を持つということでいいですよね?」って言って、「オッケー、オッケー」ということだったんで出したんですよ。
(中略)
 <鈴木> 僕の場合、紙の本で出した3万部がほとんど半分くらい売れ残ってたはずなのに、電子が1万8000部も売れてるんですよ。<小飼> 確実に売れてるわけですよね。<岡田> 電子出版としては確実に日本で5本の指に入りますよね。

紙で売れないという悪いニュースと、電子出版にしたら売れたといういいニュースがある。どっちから聞きたい?って聞いてるか、もう(笑)。

それはともかく、4巻の展開は素人目にもあからさまに打ち切り展開でがっかり、というか惜しかったが、それでも傑作でしたよ。
近いうちに本格的な紹介文を書いてみたいけど、今回のテーマ「虚業家」関連で軽く紹介したのがこっち。

http://d.hatena.ne.jp/gryphon/20120327/p2
えらく調子のいい、ウソや手のひら返しが生活の一部で、だけど憎めない「業界人」(≒興行師)・・・というのは「浮世離れした理系の研究者」みたいな一種のファンタジーで、実際にそこまで典型的な人もいないだろうけど、世の中のどこかには、いてほしくもある(笑)

ふーん、これが、その売れまくったという電子版か。ほんとだ、出版社名が「鈴木みそ」だ(笑)

限界集落(ギリギリ)温泉第一巻

限界集落(ギリギリ)温泉第一巻

限界集落(ギリギリ)温泉第二巻

限界集落(ギリギリ)温泉第二巻

限界集落(ギリギリ)温泉第三巻

限界集落(ギリギリ)温泉第三巻

限界集落(ギリギリ)温泉第四巻

限界集落(ギリギリ)温泉第四巻