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John 8:32 Then you will know the truth, and the truth will set you free."  複数ブログの過去記事を移管し、管理の委託を受けています/※場合により、語る対象の「ネタバレ」も在ります。ご了承ください 

ボブ・サップはなぜ”突然”CMに返り咲いたか?説明に納得できるような、できないような・・・

ボブ・サップはいま、何本のCMに出演しているのだろう。
・目薬して、あまりのクールぶりにノックアウトされるやつ(KOされるところは板についてるなァ…)

・覆面かぶって戦って、これも負けるやつ(同上)

高須クリニック

・そしてソフトバンクか・・・

まだあったっけ?
2002―03年の格闘技絶頂期より、稼いでるんじゃないか?
とくにソフトバンクは、長州力ですら出場したいと雑誌を使って訴えたのに、孫正義は「なーにがやりたいんじゃコラ、誌面かざってコラ」「またぐなよ!!」と拒否したんだぞ(※ウソです。そんな反応すらなく完全無視)。

KAMINOGE [かみのげ] vol.7

KAMINOGE [かみのげ] vol.7

表紙にわざわざ「拝啓 孫正義様」と書かれているのわかる?
こんな仰々しくやっておきながら、内容がCM出演アピールって・・・

「天下の長州力が、CMに出たいというアピールを無視される日々!!」

そういうのを見るにつけ、
なんでボブ・サップだけ、一時期はあかんかったのに、こうも大復活したのか。
分析記事がいくつか出ている。

ボブ・サップ 野獣「返り咲き」のワケ
http://gendai.net/articles/view/geino/143469

とくに「なぜ」の解明は無い。ゲンダイにまともな分析を期待するほうがまちがいか・・・・・・高須クリニックが起点、だとしている。

ボブ・サップのCM起用急増 「あの人は今、CM」の優れた点
http://zasshi.news.yahoo.co.jp/article?a=20130703-00000020-pseven-ent
広告代理店の関係者は「サップならではの強みがある」と語る。

ボブ・サップに限らず、一度売れた人には全国的な知名度があります。さらにサップの場合は、体型・見た目がアイコニックですよね。最近目にしていなくても、ひと目でわかる。みんな忙しくて、コミュニケーションのスピードが上がっているので、『すぐわかる』ことは大きなポイントです。

 ソフトバンクのCMも体型の変化をネタにした使い方ですし、明治安田生命の場合は覆面していても彼だとわかる――あんなガタイの人、他にいないですからねぇ(笑い)」
(中略)
「今後こういったケースが増えそうだ」と、前出の代理店関係者は分析する。

「実は『最近、売れてない』というのも、逆にCM的にはポイント……テレビCMは意外性を演出して、注目を集めることを狙いますが、今現在テレビに出まくっている人がCM出演しても、よほど変わった使い方をしないとインパクトはない。…・・・知名度はあっても露出が減っている人をキャスティングすれば、それだけで驚いてもらえますよね。こうした『あの人は今』的な人が出るCMは、今後も増えていくかもしれません」

納得がいくような、
いかないような・・・・・・
ただ、こういう説明でもあればちょっと安心するのは事実。むかしタモリが、某大人気芸能人がテレホンショッキングに出たとき
「売れてるねえ。なんで売れてるの?」
と質問したことがあったけど、その気持ち分かる。あるいは白土三平の漫画もしかりで、どんなものであろーと「説明」があると安心するものだ。「なんかわからないけど急に人気が盛り返した」じゃあねえ。

しかし「一時期売れて今は消えてるのが売りになる」ならギター侍やゲッツや長州小力がCMを席巻しててもいいのに(笑)。ゲッツは寄席では「一時期大売れ、今は仕事ない」をネタにして受けてるらしいけど。

野獣の怒り

野獣の怒り

※このブログでは全3回の紹介文をかいています。
栄光と紆余曲折の末に…ボブ・サップ「野獣の怒り」(前半)
http://d.hatena.ne.jp/gryphon/20130326/p1
PRIDEが消え、K-1が消え、そしてサップは…「野獣の怒り」中編
http://d.hatena.ne.jp/gryphon/20130327/p1
いまボブ・サップは「負け役」で稼ぎつつ「障害を抱える引退格闘家の支援活動」をしている
http://d.hatena.ne.jp/gryphon/20130329/p1

はたしかにある程度の部数は売れたようだけど、雇用主とのトラブルを書いたものがCM起用への起爆剤になるのかなあ・・・



いや、なるかもしれないな。

発言者たち (文春文庫)

発言者たち (文春文庫)

には、「突然各種のメディアにまたがって話題になる人やテーマがある。なにか意味や裏があるだろうと思う人もいるが、それは実は、そういう関係者のたまり場で、酒を飲みながら先週盛り上がった話題だった、にすぎなかったりする」
というね(笑)。
いや、そういう話もまあ一昔前(この本は90年代前半。まだネット社会の到来前に描かれた)。そんなことが理由とも思えんが・・・「マネージャーが豪腕」パターンもあるか・・・

あっ、ひとつだけ消極的ながら理由付けになるのは
「今は日本では格闘技界のことが話題になってないから、どれだけボブ・サップMMAで最近情けない負け方をしていても、それはマイナスにまったくならない」
ということだろうな・・・。
書いてて _| ̄|○
 
あ、今いいまとめがあった。

野獣は今…ボブ・サップの最近の戦いぶりがひどすぎる
http://matome.naver.jp/odai/2137096674203883501

ここには当然ながら
OMASUKI FIGHTなどからも引用されている。

「ビーストはMMA売春婦?」激論!朝までボブ・サップ!!/北米通信『MMA UNLEASHED』更新 | 人間風車
http://ningenfusha.jugem.jp/?eid=200
Q 60秒だけでもいいから、その変な笑い声をやめてまじめに答えてもらえませんか。そしたら少しはリスペクトもできるんですけど。
「リスペクト?あんたのリスペクトはカネになるのか?」

OMASUKI FIGHT 孤高のジャーニーマンボブ・サップ
http://omasuki.blog122.fc2.com/blog-entry-1150.html
Q ファイトビジネス9年目、何か後悔はありますか?
サップ なにもない。生まれ変わってももう一度やるよ。それにさ、自分はまだ戦ってるんだよ。いまはただ、すっかり健康的なやり方でやってるけどね。

「あんたのリスペクトはカネになるのか?」
「健康的に戦っている」
この二語は、たしかに名言として格闘技界には伝わっている。