- 出版社/メーカー: イースト・プレス
- 発売日: 2013/03/23
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中村 印象深かったのが「お前、代表から切るぞ」みたいなパワハラが明るみになったことです。選手って柔道をなんであんな必死にやるのかといったら、ナショナルチームに入りたいからなんですよ・・だから上に文句は絶対に言えない。・・・実際、自分はナショナルチームに入ってちょっと弱くなりましたからね。これから戦う相手が隣にいるんだから、合宿なんかせず故人で練習やらせてよっていつも思ってました。
松原 私も代表合宿は昔から変だと思っていました。だって国内で最後の最後に戦う相手と一緒に練習するんですよ。新技は練習できないし、正直、本当の武道家だったら知らん顔してライバルの腕を折りますよ。それぐらいの気持ちがある人間じゃないと、世界に出て勝てませんからね。
ああ、合理的に追及していくと、そういうふうになるかもしれない・・・さすがに極端かな。でもそういうものかな。
ただ、紹介したいのはむしろこの下。
「上に文句は絶対言えない」ナショナルチーム合宿で・・・
ただ選手の中にも強者はいて、先にナショナルチームに入っていた小見川道大先輩なんて、監督がくどくど話している途中、大声で「気をつけ、礼!」と言って終わらせちゃうんですよ。監督もあっけにとられている。
「高谷裕之?一般人の中で悪かった子でしょ? 俺、柔道の中でワルかったんですよ」
という言葉は、そのまんまの話だったのか・・・。