- 作者: KAMINOGE編集部
- 出版社/メーカー: 東邦出版
- 発売日: 2012/11/24
- メディア: 単行本(ソフトカバー)
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内容は・・・自分が思っていたほどには緊迫も意外性もなく、正直すごく面白かった!!という感じには受け止めなかった。
ただ、それは両者の発言をずっと読んでいて「あ、この意見はこの前のインタビューで言ってたやつだな」となるからで、予備知識がありすぎる人間の特殊事情(笑)。
両者の発言を初見の人は、「意見の違い」「すれちがい」を十分に楽しめるでしょう。
さて、問題は・・・この対談をハンドリングする編集部のほう。
わたしも由緒ただしい格カフェ(イビジェカフェ)とアミューザそだち。「あの話題」について・・・厳密にはKAMINOGE編集部が「あの話題」をどう扱うか…そこにフォーカスしていました。
そして冒頭、編集部が書いたリード。
ああ、
そうか・・・
やっぱりね・・・
さて、ここで普通の皆さんにやってもらいたいことがある。
(1)「 前田さんは未だに腕折りを言うけど中指はよくないが腕折りは格闘技である以上しょうがない 」
上の一文をコピーしてみ?(原文に沿った漢字表記にしました)
(2)グーグルに行ってみ?
https://www.google.co.jp/
(3)検索窓に上のコピーをペーストし、検索してみ?
幻の後半部が読めますよね。
いや、これについて一切、KAMINOGE編集部や構成の井上崇宏氏に文句は無い。彼らは、こういうデリケートな顔合わせをするために細心の注意を払った…、というだけだろう。
そしてやっぱり、彼に関してはその部分がいまだに、KAMINOGEですら遠慮させてしまうようなタブーとして存在する・・・というのが、ミスター高橋本や映画「レスラー」、その他もろもろが常識化したあとのプロレス業界になおもあるというのが、ちょっと懐かしさすら感じさせる。
「あのことが いまだタブーで ある世界 戻れなくとも 懐かしくあり」
それでも敢えて、あの雑誌を読むだけなら「幻のツイート後半部」を知らないままだったかもしれない読者をそこに誘導したのは・・・、それがおそらく編集部への「批判」や「攻撃」ではなく、おそらく「補足」になるだろうという奇妙な自信があるからです。
「俺たちのワークは、スムーズな対談実現のために、紙面であの一文はカットすること。さあそれを受けて、ネットのお前らは後半部の存在を指摘してくれ!」という、暗黙の了解や催促を受けての技のやりとりだ。
え、違う?
ほんとにその一節は注目浴びたくない?
・・・・・じゃあUインター的「当たっちゃったらごめん」ルールということで(笑)
その他の「青木真也・前田日明対談感想」リンク集
http://d.hatena.ne.jp/manji_ex001/20121125/1353827217
・・・思ったのが、格闘家の「プロフェッショナル」な「実力」の優劣は何で決まるのか?技術に優れた、より格闘技に長じた選手が「優れた格闘家」であるということは論を俟ちません。
しかしながら、・・・・・・
http://omasuki.blog122.fc2.com/blog-entry-1417.html
・・・僕にはこの対談が「物別れ」だったとはあんまり見えないし、そう言っておいた方が本が売れるということなら別に構わないが、仮にこれを持って本当に物別れだと言うのであれば、これはもう、悲しいジェネレーションギャップだと・・・