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John 8:32 Then you will know the truth, and the truth will set you free."  複数ブログの過去記事を移管し、管理の委託を受けています 

ホラー映画ベストテン(投票先:「男の魂に火をつけろ!」)

毎年恒例。

http://d.hatena.ne.jp/washburn1975/20121031
このブログでは、2007年から毎年「映画ベストテン」をやっています。
(略)
いずれも多くの方に参加していただき、思いもよらない作品に票が集まったりして、たいへん楽しませていただきました。

さて、今回のお題ですが、このベストテンも6年目となり、いよいよ満を持して
「ホラー映画ベストテン」とします。

今年はホラーか。自分は一般的な意味でのホラー映画は殆ど見てないな。
だってこわいじゃないか。


だから、それ以外で「恐怖」を感じた映画……ということになる。
そして、6位以下は棄権し、ベストファイブとします。

1位 「ザ・ウェイヴ」(ドイツ映画、2009年日本公開)

以前、
■すっごく面白そうな小劇場映画2本。「ロフト.」と「ザ・ウェイブ」(ザ・ウェイヴ
http://d.hatena.ne.jp/gryphon/20091121#p2
■映画「THE WAVE ザ・ウェイヴ」を見て、思い出したのは「鈴木先生
http://d.hatena.ne.jp/gryphon/20091204/p5

の2本の紹介記事を書きました。後者のほうが詳しく書いています。

THE WAVE ウェイヴ [DVD]

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内容はそちらに譲りますが、自分は超自然的な恐怖より、こういうもののほうが怖いです・・・またホラーをはみ出すのですが、繰り返しで書くと、自分が大好きなジャンルの中に

いわゆるSF用語の「擬似イベント」と、ノンフィクション系の「心理実験・世論操作」がまじわるような・・・「人間関係・世論・権威権力といった見えない要素を、人工的に操作する話」と仮定義したが、少しそこから絞って「ごっこ遊びもの」としてもいい。ごっこ、ロールプレイングと最初は分かっていたものが、徐々にそれにのっとられていく・・・というような話
 
(1)情報、物語や「ごっこ遊び」が暴走したり、雪だるま式に肥大していって大事件を起こす
(2)人間関係や権力関係を「可視化」し、それを戦略的に操ろうとする人間たちのゲーム的な対立

というのがある。なかなか説明する言葉がいつもうまく出ずに悩んでいるが、そういう話が、自分はコワイ。オソロシイ。のです。だから以降も、すっごく変則的になるなあ。

2位 「ミザリー」(スティーブン・キング原作)

これも広く取ると「ごっこ遊び(フィクション)や情報の雪だるま的な肥大が事件を起こす」ということになるでしょ?そして「被害者は骨折して一歩も動けない。加害者はそれを看病する係」というのも、実にシンプルな人間関係、権力関係であるから面白かった。
「わたしの大好きな主人公が死ぬなんて許せない!思い通りの展開を書かないと殺すわよ!」と脅かされる作家、というのも、実社会にけっこう存在するしね・・・

3位 「フルメタル・ジャケット」(キューブリック監督)

特に前半、海兵隊の訓練ね。
「あれはホラーでしょ」という意見に、異論はほとんど出てこないと思う。これも閉じられた人間関係、権力関係の話だし、あのハートマン軍曹の罵倒やいじめが本心ではなく「強い勇敢な兵士を作るため」という職業意識ゆえの厳しさだったとしたら「ごっこ遊びの肥大と暴走」という話でもある。

【初回限定生産】フルメタル・ジャケット 製作25周年記念エディション (2枚組) [Blu-ray]

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4位 「冷たい熱帯魚」(園子温監督)

映画「冷たい熱帯魚」感想まとめ
http://d.hatena.ne.jp/gryphon/20110214/p4
に感想をまとめています。実際の事件がモデルで、そして今話題の大事件を見るヒントにもなっているな・・・ 3位と4位を交換してもいいのだが。

冷たい熱帯魚 [Blu-ray]

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5位 は番外を並べます (得点とは別扱いで)

というのは、これは一般的な意味の恐怖じゃなく「よく考えると笑えないな・・・」という意味のコワサだからです。
そういう意味での怖い映画
ロード・オブ・ウォー」「教祖誕生」「金日成のパレード」「ワグ・ザ・ドッグ」「遊びの時間は終わらない」「ゆれる」「ブラッド・ダイヤモンド」「博士の異常な愛情

ロード・オブ・ウォー Blu-ray

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金日成のパレード [DVD]

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6位以下は棄権・・・最後に、勝手に「幻の映画」を一本推薦

小林信彦原作で「怪物がめざめる夜」を映画化してほしいなあ。
何者でもなかったが、ある業界人グループの陰謀(いたずら)で「世相を毒舌で切るカリスマDJ」になり、そして暴走して生みの親である業界人に牙をむく・・・という役をやれる若手俳優、だれかいるかな。お笑い芸人とかのほうがいいかな。
 
業界人は、何も考えず役所広司阿部寛

怪物がめざめる夜 (新潮文庫)

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「ミスターJ」は、放送作家の私が仲間と創りあげた架空のコラムニスト。この正体不明の男が評判を呼んだとき、私は実在の男にその役割を振りあてた。彼がこれほどの「怪物」に育つとは思いもよらずに。深夜放送で若者の苛立ちや鬱屈を代弁してカルト的人気をえた彼は、毒舌で大衆を扇動しつつ、攻撃の矛先を意外な方向にむけ始める…。情報化社会にひそむ恐怖を描く現代の都市伝説。