昨日だったか、おとといだったかな・・・毎日新聞に掲載されたかなり大きい広告。
しかし!この平成の御世に、牟田口廉也と並んで昭和陸軍の二大ヒーロー(ある意味)である辻政信の本を出そうとは。
たしかにかなり、大衆読み物的な文才はあったと聞くが・・・
にしても、食人参謀、は決定的証言などは無いにしても、
その経歴たるや・・・
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E8%BE%BB%E6%94%BF%E4%BF%A1
よくもまあ、です。これこそ本が売れたら、アミン流に映画化してもらってもいいかもしれないな(日活で)。
なぜ自由主義者・石橋湛山は、辻政信を側近としたのか?
旧軍の参謀だったという要素がプラスに働き、追放解除後の1952年に旧石川1区から衆議院議員に初当選。自由党を経て自由民主党・鳩山一郎派、石橋派に所属。石橋内閣時代に外遊をし、エジプトのガマール・アブドゥン=ナーセル、ユーゴスラビアのヨシップ・ブロズ・チトー、中国の周恩来、インドのジャワハルラール・ネルーと会談している。衆議院議員4期目の途中だった1959年に岸信介攻撃で自民党を除名されて衆議院を辞職し、参議院議員(全国区)に鞍替えして第3位で当選した。
辻の戦後政治家としてのスタンスが、”反共反米”的な色合いを濃厚に持っていたこと、そこから「反岸」だったことによる・・・「敵の敵は味方」「それが政治だ」と言ってしまえばそれで理屈は通り、納得するしかないのだけど・・・
石橋湛山の業績や人格評にすら影響を与えかねないような気がする。
読んだ限りの、石橋評伝にはこの辻政信を「飼っていた」ことに関する話題は出てこない。
これは岸から見た石原莞爾・辻政信評・・・だったかな?
【補足】コメント欄より
●上で北● 2012/08/08 18:11
これは岸から見た石原莞爾・松 岡 洋 右(辻政信ではなく)評です。
「(1939年時点で)ヒットラーと張り合える人材」という条件で、二人の名前を挙げたのは甘粕正彦。この後当の松岡が入ってきちゃって岸がオタオタします(笑)。
そう辻政信は「虹色のトロツキー」の主要登場人物として知る人も多いだろう。
「機動戦士ガンダム」の生みの親である著者が描く、激動の昭和初期満州の大冒険歴史アドベンチャーロマン! 日本とモンゴルのハーフである主人公の青年・ウムボルトが辿る数奇な人生を通じて、「国家」「民族」「大陸」について我々が忘れているテーマが語られます。もちろん、エンタテインメントとして読んでも一級品! 長らく文庫版しか入手できなかった名作を復刻しました! 全4巻発行のうち12巻を同時発売!34巻は6月12日発売予定です。
- 作者: 安彦良和
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(ただしこの作品、信じがたいほどの尻切れトンボです)
参考(ブクマから)
ブクマで教えて頂いた
http://d.hatena.ne.jp/Apeman/20070228/p1
のコメント欄に辻・鳩山一郎・湛山についての記述があった。
/湛山の研究者・姜克実の論文にもちょびっと登場→
http://www.cc.okayama-u.ac.jp/~jiang/pdf/kokoukaihukutotanzan.pdf 2012/08/05