なんで今更書くかというと、半年前の新聞切抜きが出てきたからだ。
毎日新聞の書評欄、著者インタビューより(2011年11月20日)
高峰秀子の潔さ、尾崎豊への後悔、そしてサリンジャーが死んだ―虚と実が綾なす人生の不思議。独り在ることの惑いと誇り。生きる者と死にゆく者へ贈る励ましと別れの言葉。圧倒的な清潔感と独自の美意識に溢れた、13編を収録。
- 作者: 沢木耕太郎
- 出版社/メーカー: 新潮社
- 発売日: 2011/10
- メディア: 単行本
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エピソードが次のエピソードを順に呼び起こし、全体で一つのテーマが浮かび上がる。
(略)
「起承転結がはっきりしているのではなく、総和が連鎖してなるほど、と分かるところで着地する。30代の頃、普通のエッセーではつまらないと思って考え出したんです」
それは
「バーボン・ストリート」「チェーン・スモーキング」に次ぐエッセイとなる。
- 作者: 沢木耕太郎
- 出版社/メーカー: 新潮社
- 発売日: 1989/05/29
- メディア: 文庫
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- 作者: 沢木耕太郎
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格闘技ファン、スポーツファンには・・・、どっちがどっちに掲載だったか忘れたが
「奇妙なワシ」
「老いすぎて」
の2本が、いまだに語り継がれ、そして今なお重要な問題提起となっていることを知っている人も多いだろう。
この2本とも、凡な文章書き(プロ、アマ問わず)なら「一生に一度、この水準のエッセイを書ければ本望だけど、・・・たぶん無理だろうな」と思わせる作品。だが、それが同書の中で最高傑作とは必ずしもいえない、そんな珠玉の文章だったのだ。
その「続編」というなら・・・それは読まずんばなるまいて。
今回の作品は
そうだ。