http://d.hatena.ne.jp/wlj-Friday/20120527/1338129351
において
- 作者: 垂水雄二
- 出版社/メーカー: 八坂書房
- 発売日: 2012/05/01
- メディア: 単行本
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・・・9章では、グールドがきわめて悪質な議論で社会生物学を潰しにかかった話が挙がるんだけど、結局「アメリカではまあ優生学とか遺伝とか人種差別話に結びつきやすいから」という話をするだけ。で、それでグールドのやり口はオッケーとされるべきなの? 本書はそこらへん明言せずにお茶を濁す。かのBell Curveを巡る騒動も、全然そんな差別的な本じゃないのにグールドとかが無用に煽っているんだが、そういうのにはお咎めなし。
2009年に、こういう記事を書いたブロガーもいる
■ベルカーブはトンデモ本ではありません
http://www.chikawatanabe.com/blog/2009/01/bellcurve.html
自分は「科学(医学的事実)が、民主主義の原則や道徳など『理念』の上に立つ」
という話に、常に興味を抱いて集めていた。保守的な理念に対しても、リベラルな理念に対しても。
http://d.hatena.ne.jp/gryphon/20100213/p1
http://d.hatena.ne.jp/gryphon/20120510/p4
http://d.hatena.ne.jp/gryphon/20120429/p3
http://d.hatena.ne.jp/gryphon/20120104/p4
http://d.hatena.ne.jp/gryphon/20110730/p3
http://d.hatena.ne.jp/gryphon/20110429/p6
http://d.hatena.ne.jp/gryphon/20081124/p8
そういう中でも、とくに「知能指数」やら「人種」にまつわるあれこれは、その辺の問題が深刻になるうえに、「これは科学的根拠があるんです!」というほうにトンデモが多いという印象があった、のだが・・・
否定論の重鎮グールドが「潰しにかかり」「悪質だった」というとまた様相が変わってくるかもしれない。
- 作者: スティーヴン・J.グールド,Stephen Jay Gould,鈴木善次,森脇靖子
- 出版社/メーカー: 河出書房新社
- 発売日: 2008/06/04
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人間の測りまちがい 下―差別の科学史 (2) (河出文庫 ク 8-2)
- 作者: スティーヴン・J.グールド,Stephen Jay Gould,鈴木善次,森脇靖子
- 出版社/メーカー: 河出書房新社
- 発売日: 2008/06/04
- メディア: 文庫
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