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John 8:32 Then you will know the truth, and the truth will set you free."  複数ブログの過去記事を移管し、管理の委託を受けています 

山形浩生「グールドは極めて悪質な議論で、社会生物学を潰しにかかった」

http://d.hatena.ne.jp/wlj-Friday/20120527/1338129351
において

進化論の何が問題か―ドーキンスとグールドの論争

進化論の何が問題か―ドーキンスとグールドの論争

をカラクチに紹介しているのだけど、

・・・9章では、グールドがきわめて悪質な議論で社会生物学を潰しにかかった話が挙がるんだけど、結局「アメリカではまあ優生学とか遺伝とか人種差別話に結びつきやすいから」という話をするだけ。で、それでグールドのやり口はオッケーとされるべきなの? 本書はそこらへん明言せずにお茶を濁すかのBell Curveを巡る騒動も、全然そんな差別的な本じゃないのにグールドとかが無用に煽っているんだが、そういうのにはお咎めなし。

2009年に、こういう記事を書いたブロガーもいる
■ベルカーブはトンデモ本ではありません
http://www.chikawatanabe.com/blog/2009/01/bellcurve.html


自分は「科学(医学的事実)が、民主主義の原則や道徳など『理念』の上に立つ」
という話に、常に興味を抱いて集めていた。保守的な理念に対しても、リベラルな理念に対しても。
http://d.hatena.ne.jp/gryphon/20100213/p1
http://d.hatena.ne.jp/gryphon/20120510/p4
http://d.hatena.ne.jp/gryphon/20120429/p3
http://d.hatena.ne.jp/gryphon/20120104/p4
http://d.hatena.ne.jp/gryphon/20110730/p3
http://d.hatena.ne.jp/gryphon/20110429/p6
http://d.hatena.ne.jp/gryphon/20081124/p8
そういう中でも、とくに「知能指数」やら「人種」にまつわるあれこれは、その辺の問題が深刻になるうえに、「これは科学的根拠があるんです!」というほうにトンデモが多いという印象があった、のだが・・・
否定論の重鎮グールドが「潰しにかかり」「悪質だった」というとまた様相が変わってくるかもしれない。

人間の測りまちがい〈上〉―差別の科学史 (河出文庫)

人間の測りまちがい〈上〉―差別の科学史 (河出文庫)

人間の測りまちがい 下―差別の科学史 (2) (河出文庫 ク 8-2)

人間の測りまちがい 下―差別の科学史 (2) (河出文庫 ク 8-2)