コンディットvsディアス、まだ論争は続いています
「あんなにディアスが”ハッパ”をかけていたのに」「UFCってのは詰まる所、男同士の”大麻ン、いやタイマンじゃねえか」「違うよ、捕まえられないほうが大麻ん、いや怠慢なんだ」・・・そっから離れろ俺。
まあそんなこんなだ。自分はhttp://d.hatena.ne.jp/gryphon/20120206/p1にも書いたように試合中からコンディットの勝ちもあると見ていたが、『ディアスの勝ちと主張する側にも、十分な理由はあるう。ただ「現行判定基準の中でディアスの勝利」か「現行判断基準に異議あり!ディアスが勝ちになるような基準に、改めるべきだ」かが混同されている』とした。
そこに、こんなコメントが。
コンディットは必ずしも判定で批判されている選手じゃなく、元はほとんどがKOや一本で決める男。実はけっこう批判され慣れているのが(笑)、その大元であるジム「ジャクソンズMMA」だ。ぶっちゃけ塩な選手が多いというか、すごいど派手なファイターを、確実にかてるが塩い選手につくりかえるのである(笑)
だから、たぶん、批判に対して言い返すことにもなれているというか、いろいろずっとレトリックを考えたのだろう。今回、インタビューに対して彼はこう答えた。
http://omasuki.blog122.fc2.com/blog-entry-1279.html
こんなに美しくて、技術の高い試合が嫌いなら、キミはきっと格闘技ファンじゃないんだと思うよ。自動車事故とか、そういうのを見ていたらどうだい?
何度も書いたが、自分は「詩」というカテゴリも作り、格闘家も含めて名言をけっこうコレクションしている。特に最近では、大晦日にかつての盟友・青木真也との対戦が決まった北岡悟の記者会見を「”格闘技文学”の極北」としたが、上の喩えも、おそらく格闘技文学に残るだろう。
てか、2ちゃんねるとかで流行りそうだ(笑)。
今回のコンディットvsディアス論争は特に結論や正解があるでもない。だからある意味、芸術点というか、どちらが印象に残るフレーズを語ったかが実は勝負のフィールドなのだと思う。
今回のグレッグ・ジャクソンの「交通事故でも見てたらどうだい?」は、実に強烈な印象を残したのだった。
こちらは3人の「ディアズ押し・コンディット批判派」集まっての鼎談
KAMINOGE携帯サイト 玉袋筋太郎の「俺たちの変態座談会」
テーマに合わせた座談会ならコンディット派も当然混ざるのでしょうが、これはユニットが固定の鼎談。偶然か必然か、全員が熱烈なディアス派。
印象的なフレーズを抜粋
ネバダ州アスレチックコミッションのルールには違反してないかもしれないですけど、男のルール、男の流儀に違反してるだろ
あんなに逃げ回るのはアウトボクシングでもなんでもないじゃん。
ヒットアンドアウェイやカウンター狙いはいいんですけど、ケージ際に追い込まれたとき、背中を向けて逃げる”スタコラサッサ”はダメ
そう! あれがダメ!タイムボカンじゃねえんだから。
スタコラサッサをやった時点で、動物としてシッポを巻いて「キャン!」となったってこと把瑠都が変化して、非難されたのと一緒だよな
王座を奪うのに逃げながら奪うなよ、と。
ルール上で勝つだけでいいなら「アルティメット」の冠を外してくれって。単なるミックスド・マーシャルアーツ・チャンピオンシップにしてくれって
だから判定基準がおかしいんだよ!ルール側にのっとってもいいけど、それだったらそのルールの基準がおかしい
あれじゃ松井秀喜の5打席連続敬遠。たしかに敬遠はルール違反じゃねえけど、そりゃねえだろ
誰が誰の発言かは省略。詳細は「KAMINOGE」携帯サイトにて。
言ってるそばから、インドで「交通事故ショー」(サップvsトンプソン)開催
http://sadironman.seesaa.net/article/252470394.html
India's Super Fight League announces YouTube stream for Sapp-Thompson event(MMAJunkie.com)
インドの団体Super Fight LeagueがYouTubeと3年間の配信契約を結んだとのこと。3月11日に開催される大会(メインイベントはボブ・サップ vs. ジェームス・トンプソン)から生配信されます
てかボブ・サップさん、ほんとに真の勝者じゃないか・・・
「俺を批判するファンなんて重要じゃない。俺は負けても負けても、仕事がある。何度でも呼ばれて、メインを飾るんだ」と言ってたが、確かに…ならばダメージを残さないよう、この前あっさり負けるのも非常に合理的だ。