今回は時間なく「格闘秘宝館メルマガ」の一部引用にて失礼。
まずさ、フィールズとか、撤退したんならまだイメージいいわー。「くら替え」しとるんかー。
http://www.mag2.com/m/0001270430.html
ターヤン そして、(※大晦日興行の)スポンサーがFieLDSと。
高崎 今やIGFのスポンサーであるFieLDSが(笑)。
橋本 IGFのスポンサーには前から入ってるんですか?
高崎 FieLDSと平和は8月の両国大会でもスポンサーとして名を連ねてましたね。
橋本 ……と、いうことですよね。
くら替えされると、ねえ。
橋本 (※IGFは)景気いいですからね、何しろね。
高崎 まず母体となった会社が手広くやってますよね。
橋本 母体って?
高崎 ジーコミュニケーションという会社ですよね。グループ内で「アントニオ猪木酒場」を運営…「焼肉屋さかい」……最近では、英会話のNOVAを引き取った・・・(略)…サイトを見るとコンサルタント事業、外食事業、教育事業……と、本業が何なのか分からないぐらい手広いですね。あ、居酒屋の「村さ来」も傘下ですね。
ああ、飲み会の会場を「村さ来」にすると、めぐりめぐってプロレス・格闘技界への支援になるんだ(笑)。でも村さ来、あまり行かないけど味とお値段はどうだろう?甘太郎よりおやすい?
それに続く
「もし猪木が金持ちとあったら」シミュレーションがちょっとおもしろかった(笑)
橋本 そういうところがやってると。なおかつ、スポンサー獲得に関しては猪木さんも直接、動いてるらしいですからね。よく言う話なんですが、例えば自分がそこそこ大きい会社の創業社長だと思ってくださいよ。人の紹介で、アントニオ猪木と飯を食うことになりましたと。
ターヤン 想像してみましょう(笑)。
橋本 あの猪木さんが、「俺もアリとやった時はね……」とか、「長州もズバリ言って……」とか、目の前で言うわけですよ。それで、「今IGFという興行をやってまして、スポンサーになっていただけないでしょうか。社長、よろしくお願いします!」なんて言われちゃったら……。アントニオ猪木に言われるんですよ? これは出すでしょう!
高崎 「それはちょっと考えさせてください」とか言えないよね(笑)。
アントニオ猪木はホテルのカフェーで網を張る
この話、「マット界 噂の三面記事」にも出てくる。
A:猪木さんって日本にいるときは、常に高級ホテルのレストランやカフェにいて、個室や部屋にこもってないんだよね。マット界 噂の三面記事【底が丸見えの底なし沼を探る!】 (晋遊舎ムック)
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B:常に人前に出ていますよね。
A:そうするとアントニオ猪木は有名人だから、いろんな人が「握手してください」とか「写真撮ってください」って話かけてくるでしょ。で、高級ホテルで話しかけてくるってことは、それなりにお金を持ってる人が話しかけてくるんだよね。
B:お金がない人は泊まれないホテルですからね。
A:で、「握手してください」っていう人が着たら、必ずマネージャーやお付きの人が名刺交換するんだって。そして、次の興行のときは、その名刺をくれた人に、アントニオ猪木から「先日はありがとうございました。今度、わたしが主催する大会がありますので、ぜひいらしてください。チケット代はおいくらです」みたいなご案内が届くんだよ。
B:なるほど!
A:そうすると、あの時ホテルで会った猪木さんがわざわざ連絡をくれた。じゃあ1回行ってみよう」ってなるんだよ。もともと話かけてくる時点で、猪木さんやプロレスは嫌いじゃないわけだから。
まあ、お見事ではあるが「なんでUFOと猪木祭り2003の時には、その神通力を発揮できなかったんだよ」ともちょっと思う。
ぼくもIGF招待券バラ撒き時代(というのがたしかにあった)に2回足を運んだけど、われらがジョシュ・バーネットのプロレスもふくめて、まあうーんな出来だったんだけどね。あの清沢哲夫遺族との著作権問題が気になる「道」をラップみたいな歌にしたやつ。あのCDただでもらったけど、いまだに封を切ってないわ(笑)。
でも、今はサムライニアライブ、やっぱり録画してみたりするもの。
あと、やっぱりアントニオ猪木の「人好き」ぶりはひとつの才能なんだろう。人前に出てちやほやされたり、批判も含めて論議・注目の的となることに、人間は快感もストレスも感じるだろうが、その比率、これは人それぞれというしかない。
たまの仕事のときに、自分の資質にあわなくても奮い立たせてにこやかにスポンサーに会う、これはたぶん、多くの人が出来る。
しかしそれを365日続けたり、自分のプライベートな時間をフルに人前ですごす、……となるとやっぱり生まれ持った才能というしか。
このレベルになると「人の視線が自分に集まらないと不機嫌」になることもあるだろうしね。
いちばん似ているのは、勝新太郎かもしれない。
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逆にジャイアント馬場は、高級ホテルを「知らない人に会わなくていい場所」として利用した。常に会食も、親しい少数のスタッフや記者とのみだった。
自分の中学校時代の友人は、おじさんが飲食店を経営していたが、そこに地方興行の馬場一行が入ってきた。そのおじさんはやっぱり超有名人なので、「特別なサービス」をなにかしたかったらしいが、馬場はそれをすべて断ったのだそうだ。
あるレスラーは「会場人気」と「会場に客を呼ぶ人気」は違うんですよ、という名言を吐いたが、さらに「スポンサーを付ける人気」もまた違うのかもしれない。