http://www.yomiuri.co.jp/editorial/
拾遺和歌集に夏の短夜(みじかよ)を詠んだ歌がある。〈夏の夜は浦島の子が箱なれやはかなくあけて悔しかるらむ〉。夜が「明ける」と、玉手箱を「開ける」を掛けている。浦島太郎も、逢(あ)いびきの恋人たちも、はかなくあけて悔しかろう、と◆一年で夜が最も短い夏至のきのう、日本列島は明けてびっくりの暑さに見舞われた。真夏の神様が日差しの“試供品”を・・・(略)
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拾遺和歌集に夏の短夜(みじかよ)を詠んだ歌がある。〈夏の夜は浦島の子が箱なれやはかなくあけて悔しかるらむ〉。夜が「明ける」と、玉手箱を「開ける」を掛けている。浦島太郎も、逢(あ)いびきの恋人たちも、はかなくあけて悔しかろう、と◆一年で夜が最も短い夏至のきのう、日本列島は明けてびっくりの暑さに見舞われた。真夏の神様が日差しの“試供品”を・・・(略)