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John 8:32 Then you will know the truth, and the truth will set you free."  複数ブログの過去記事を移管し、管理の委託を受けています/※場合により、語る対象の「ネタバレ」も在ります。ご了承ください 

「見えない道場本舗」2010年度漫画ベスト発表

ぱち
ぱち
ぱち。
「賞」が与える効果や権威についても長年話題にしてきた当ブログ。自前の漫画賞については2006年から1年お休みしつつやってますね。いい加減だなオイ。
んで、いままでは年末にやっていたのだがやはりあの時期はやたら忙しい。今年は心配要らないかもしれないが(涙)、当ブログのもうひとつのメインテーマでもある格闘技の年末興行ともかぶる。そんなこんなで年度末でやってみようと思い立った。3月はご存知の通り大変なこともあったが、それでも日常の中の営みとして、やってみたいと思う。

まずは結果のみ一覧表で

作品名 作家 掲載誌
看護助手のナナちゃん 野村知紗 ビッグコミックオリジナル(増刊含む)
よいこの黙示録 青山景 イブニング
どうらく息子 尾瀬あきら ビッグコミックオリジナル
オールラウンダー廻 遠藤浩輝 イブニング
それでも町は廻っている 石黒正和 アワーズ
からん 木村紺 アフタヌーン
風雲児たち安政の大獄 みなもと太郎 コミック乱
進撃の巨人 諌山創 マガジンspecial
鉄腕バーディEVOLUTION ゆうきまさみ ビッグコミックスピリッツ
電波の城 細野不二彦 ビッグコミックスピリッツ

 
【解説】
※順位はつけがたく、順不同の「10選」とした。
※2010年中の「連載」に重きを置いています。現在読んでいておもしろい、次が楽しみ・・・という部分ですね。だから休載が多かった某作品や某作品などはハンデがあったり、例えばこっちの都合で、雑誌を途中たまたま読み逃したとか・・・そういうことも反映されてしまっています、すいません。
※あと、「これまでで受賞歴がある作品」には大きなハンデをつけています。連続受賞が例外
 
 

個々の作品論(リンク)に行きましょうか

実はこれが昨年までと変わった点で、昨年までは1エントリーで作品論を沢山並べていたが、そんなの無理だと分かった。で、1年かけてこつこつそのつど作品論や盛りあがった時の感想を書いて、ここではリンクを張るだけにできれば一番いいと。そういうスタイルにしております
 
看護助手のナナちゃん…はこちら。

看護助手のナナちゃん」「とろける鉄工所」…漫画家夫婦が「生と死」を描く。
http://d.hatena.ne.jp/gryphon/20101210/p4

 
よいこの黙示録…はこちら

よいこの黙示録」に大期待する理由
http://d.hatena.ne.jp/gryphon/20101024/p2

よいこの黙示録(1) (イブニングKC)

よいこの黙示録(1) (イブニングKC)

  • 作者:青山 景
  • 発売日: 2011/03/23
  • メディア: コミック

 
オールラウンダー廻・・・はこちら

オールラウンダー廻」果たして本日発売の号では。
http://d.hatena.ne.jp/gryphon/20110308/p2

オールラウンダー廻(1) (イブニングKC)

オールラウンダー廻(1) (イブニングKC)

  • 作者:遠藤 浩輝
  • 発売日: 2009/04/23
  • メディア: コミック

※「オールラウンダー廻」はもっと全体的な紹介書評を書きたいのですが、その場合はちょっと海外向けの文章になるでしょう。
 
どうらく息子・・・はこちら

落語漫画「どうらく息子」(尾瀬あきら)1巻が28日発売
http://d.hatena.ne.jp/gryphon/20110123/p2

どうらく息子 (1) (ビッグコミックス)

どうらく息子 (1) (ビッグコミックス)

 
それでも町は廻っている・・・はこちら

それでも町は廻っている」−−21世紀に下町人情ものが可能という奇跡
http://d.hatena.ne.jp/gryphon/20110210/p4

 
■からん・・・はこちら(09年の紹介文もありますが)

木村紺の学園女子柔道漫画「からん」が,格闘技漫画として凄い件(アフタヌーン
http://d.hatena.ne.jp/gryphon/20090725#p2

柔道漫画「からん」続報 主人公vs主人公の先輩(師匠格)の寝技対決は?
http://d.hatena.ne.jp/gryphon/20090810#p3
格闘技漫画、花の講談社ゼロハチ世代”の先頭走者は?
http://d.hatena.ne.jp/gryphon/20100730/p2

からん(1) (アフタヌーンKC)

からん(1) (アフタヌーンKC)

  • 作者:木村 紺
  • 発売日: 2008/10/23
  • メディア: コミック

※この作品が上に書いた「以前受賞したものにはハンデがある」けど、そのハンデを振り切ってランクインしたものです 
 
風雲児たち安政の大獄篇・・・はこちら

安政の大獄で「これは冤罪だ!」と声を上げた幕府官僚・木村敬蔵という男がいた(みなもと太郎風雲児たち」より)
http://d.hatena.ne.jp/gryphon/20100804/p2
文化庁メディア芸術祭、マンガ部門 大賞は「ヒストリエ」。「風雲児たち 幕末編」が優秀賞
http://d.hatena.ne.jp/gryphon/20101209/p2

風雲児たち 幕末編 17 (SPコミックス)

風雲児たち 幕末編 17 (SPコミックス)

※ちなみに「風雲児たち」が正式に「安政の大獄篇」と銘打ったわけではなく、これはこっちの勝手なくくり。だが、ここを1シーズンと定義すると見えてくるもの、語れるものがあるのです。これについては後日。
あとこの作品も「からん」と同じく、ハンデがあった上でのランクイン。
  
進撃の巨人…はこちら

進撃の巨人諫山創が格闘技ラジオ番組出演。この人のブログが基本、格闘技ブログな件
http://d.hatena.ne.jp/gryphon/20110227/p1

進撃の巨人(1) (少年マガジンKC)

進撃の巨人(1) (少年マガジンKC)

  • 作者:諫山 創
  • 発売日: 2010/03/17
  • メディア: コミック

 
■鉄腕バーディEVOLUTION・・・はこちら

ゆうきまさみデビュー30年の年に、あらためて「内海課長」を考える
http://d.hatena.ne.jp/gryphon/20101202/p2

鉄腕バーディー EVOLUTION 1 (ビッグコミックス)

鉄腕バーディー EVOLUTION 1 (ビッグコミックス)

※この作品だけ、不覚にも全体像の紹介や毎号ごとの「おもしろい!」という感想メインのコンテンツが無いのだが、このエントリの後半の一部に最近の展開への感想が描かれている。
 
電波の城・・・はこちら

細野不二彦電波の城」と落合尚之罪と罰」をまとめて紹介。テーマは「報道の裏をかく」
http://d.hatena.ne.jp/gryphon/20110223/p6

電波の城 (1) (ビッグコミックス)

電波の城 (1) (ビッグコミックス)

特別賞・・・(正式名称「2010年の作品じゃないけど、たまたま自分が最近読んだんで、自分にとっては2010年の収穫なんだよ賞」」

怪獣の家 1 (ビッグコミックス)

怪獣の家 1 (ビッグコミックス)

ブラック・ラグーン (1) (サンデーGXコミックス)

ブラック・ラグーン (1) (サンデーGXコミックス)

  • 作者:広江 礼威
  • 発売日: 2002/12/12
  • メディア: コミック
Pumpkin Scissors(1) (KCデラックス)

Pumpkin Scissors(1) (KCデラックス)

乙嫁語り 1巻 (BEAM COMIX)

乙嫁語り 1巻 (BEAM COMIX)

  • 作者:森 薫
  • 発売日: 2009/10/15
  • メディア: コミック
天にひびき 1巻 (ヤングキングコミックス)

天にひびき 1巻 (ヤングキングコミックス)

諸葛孔明 時の地平線 1〔文庫〕 (小学館文庫 すA 6)

諸葛孔明 時の地平線 1〔文庫〕 (小学館文庫 すA 6)

  • 作者:諏訪 緑
  • 発売日: 2009/09/15
  • メディア: コミック
黒幕さん 1 (ビッグコミックススペシャル)

黒幕さん 1 (ビッグコミックススペシャル)

ちゃんとした紹介文を書いているのは「パンプキン・シザーズ」だけだね。
http://d.hatena.ne.jp/gryphon/20110311/p2
このへんの作品は完結した物語が多い事もあり、おいおい様子を見ながら長文書評を書いてみたい。

ベスト・エピソード賞は後日か休みか

作品全体ではなく、雑誌などに載った短編1つ1つで優れたものを紹介する賞も以前作ったんだけど、次々新しいものが出るたびに忘れてしまうな。
あと時間もなくなってきたので、あとでここに追加するか、新エントリを立てましょう。

過去の賞はこちら

■2009年漫画ベスト
http://d.hatena.ne.jp/gryphon/20091210/p2
■2008年漫画ベスト
http://d.hatena.ne.jp/gryphon/20081231#p4
(2007年は「06年とほぼ同じなので休み」となっていた)
■2006年漫画ベスト
http://d.hatena.ne.jp/gryphon/20061230#p2