【トンガ噴火お見舞】INVISIBLE D. ーQUIET & COLORFUL PLACE-

John 8:32 Then you will know the truth, and the truth will set you free."  複数ブログの過去記事を移管し、管理の委託を受けています/※場合により、語る対象の「ネタバレ」も在ります。ご了承ください 

文化庁メディア芸術祭、マンガ部門 大賞は「ヒストリエ」。「風雲児たち 幕末編」が優秀賞。

「賞」にこだわっておきながら、正直この賞を失念してました。ある意味”最高権威”の「このマンガがすごい!」とがっぷり四つの勝負だな(10日発売)。

http://plaza.bunka.go.jp/festival/2010/winner.php#manga

大賞  ヒストリエ  作者:岩明 均

ヒストリエ(1) (アフタヌーンKC)

ヒストリエ(1) (アフタヌーンKC)

【作品概要】舞台は紀元前。異民族スキタイの出身であることを知らず、都市国家カルディアで育ったエウメネスは、ある日養父を殺され、奴隷の身分に落とされてしまう。それが、彼の長い旅の始まりだった……。後にアレキサンダー大王の書記官となるエウメネスの、波乱に満ちた生涯を描く歴史大作。『寄生獣』で世を震撼させた岩明均が、マンガ家デビュー以前から温めていた物語。

http://plaza.bunka.go.jp/festival/2010/manga/Fuuunji/

風雲児たち 幕末編ストーリーマンガ
作者:みなもと 太郎

風雲児たち 幕末編1 (SPコミックス)

風雲児たち 幕末編1 (SPコミックス)

作品概要
江戸時代末期に大活躍した風雲児・坂本竜馬。その生き方をひもとくために、遠く関ヶ原の戦いにまでさかのぼり徳川家康による日本統一以来の歴史を描いた大長編、『風雲児たち』の続編である。舞台は風雲、急を告げる幕末。歴史を動かした多くの人物が、史実に基づきつつギャグを交えた著者独特の視点で描かれる。歴史大河ギャグマンガの金字塔ともいえる作品。

贈賞理由
激動の時代の追体験をも可能にする、マンガの「力」
 
日本の幕末という激動の時代を、非常に分かりやすくかつ面白く描いている。徳川幕府、三百諸藩、そして欧米のすべての風雲児たちに、綿密な考証で生き生きとした生命感を与え、その誰もが面白く愛しい。彼らの行動を追うことで読者はどんな文章よりもリアルに時代を体験できる。これこそマンガの「力」だと思う。
ペリーの来航から始まる物語は、17巻でまだ安政の大獄が始まったばかり。幕末から明治へ移行する日本を描き切るためにあと何巻費されるか分からないが、急ぐことなく取り組んでもらいたい。少しでも長くこのマンガ世界の人物たちを楽しみながら、なるほどそうだったのかと実感したいからだ。開国、そして文明開化というグローバルスタンダードの荒波に、日本はどう立ち向かったのか。今また新たなグローバル化に直面する現代日本人の、指針ともなる書である。

その他「レッド」「ぼくらの」うちの妻ってどうでしょう?」が優秀賞を受賞している。「レッド」だけは読んでいるのでリンク張っておく
http://plaza.bunka.go.jp/festival/2010/manga/RED/

受賞に関しては、あまりに順当で順当過ぎるのでいうことは何もないよ、困ったな。まあこれがメディアに載り、それで知名度があがること、それがセールスにつながることを望むのだ。「風雲児たち」にもっとも必要なのは、セールス、セールス、セールスなのだす(まあ既に売れてると思うけど)。あと、こういう賞の肩書きがつけば図書館にも置かれやすいので、図書館に要望したまえ。ここの読者に高校生の諸君はいるかな?高校の図書室レベルなら運動しやすいしぴったりなのでは。
風雲児たち」の印象に残る一例。