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John 8:32 Then you will know the truth, and the truth will set you free."  複数ブログの過去記事を移管し、管理の委託を受けています/※場合により、語る対象の「ネタバレ」も在ります。ご了承ください 

アジア大会柔道、ワン・キチュンの「フェアプレー」が韓国で話題に

NHBニュース( http://blog.livedoor.jp/nhbnews/ )とダブルポストです

http://blog.livedoor.jp/hangyoreh/archives/1313379.html
金メダル 秋本、ワン・キチュン フェアプレイに "尊敬と敬意"
 
…競技はワン・キチュンの圧倒的優位の中で進行された。だが、ワン・キチュンの攻撃は単調だった。柔道選手がしばしば組み合う過程で見せる足首攻撃をしなかった。(略)終了23秒前、ワン・キチュンは攻撃を行い秋本から逆襲にあった。身体を回して落ちたが、審判たちは有効を宣言した。ゴールデンスコア制で行われる延長戦。敗北だった。 しかしワン・キチュンは悲運の銀メダリストだけではなかった。競技を終えた後、相手方の負傷部位に対する攻撃を避けた彼のフェアプレイに対する賛辞があふれている。金メダリスト 秋本は「私の負傷を知っていたし、それを利用したかったはずなのに、そうしなかったことに対し尊敬と敬意を表す」と話した・・・


http://news.searchina.ne.jp/disp.cgi?y=2010&d=1116&f=national_1116_152.shtml
対日戦、フェアプレーで「金」逃した…アジア大会・柔道で韓国報道

中国・広州で行われているアジア大会の柔道男子73キロ級の決勝戦で、日本の秋本啓之選手は韓国の王己春(ワン・キチュン)選手に判定勝ちした。韓国メディアは王選手が金メダルを逃したのは「秋元の負傷部位を攻めなかったためだ」と報じた。同国では、王選手の「フェアプレー」に称賛の声が殺到した・・・

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山下・ラシュワンの逸話に似ています
http://www2s.biglobe.ne.jp/~SHUJI/hanasi/judoyamasita.htm
山下選手に敗れ、銀メダリストとなったエジプトのモハメド・ラシュワン選手が、今年の六月、ユネスコの国際フェアプレー委員会から、フェアプレー賞を贈られたことをご存じでしょうか。ラシュワン選手は、山下選手の痛む右足を攻めず、そのフェアな試合ぶりが話題になっていましたが、それがフェアプレー賞を受ける理由になったのです。 ──もし山下と同じ状態でもう一度対戦する機会があったら、また同じように戦う──


だが、これには異説・異伝もいろいろと
(実際は攻めていた、山下が技術で「攻めさせなかった」、反対の足を狙うのが有効なのだ…など異説の方向も多彩)
http://cocoa.2ch.net/olympic/kako/969/969916595.html
http://d.hatena.ne.jp/maroon_lance/20080429/1209475766

サッカーなんかも含めて、またスポーツマンガなんかにも「弱点があったら、それを全力でつくのが逆に相手への敬意だ!」っていう視点のがあるから、議論として突き詰めるなら本来、難しい話ではあるのかもしれないね。ただしこれを天晴れとするのも、かりに理屈はつながらなくても素直な感覚として並存させていいのかもしれない。