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John 8:32 Then you will know the truth, and the truth will set you free."  複数ブログの過去記事を移管し、管理の委託を受けています/※場合により、語る対象の「ネタバレ」も在ります。ご了承ください 

代打出場でダニエル・コーミエと闘う男は「アマレスでコーミエと因縁」「UFC出場のためバイト先をクビ」…運命の闘いへ

http://ch.nicovideo.jp/dropkick/blomaga/ar465478
(会員のみ)

2月22日のUFC170のセミファイナルでダニエル・コーミエと戦う予定であったラシャド・エバンスの負傷が明らかに……パット・カミンズという選手を突然代役に抜擢…


(略)
…カミンズは(※レスリング選手時代)…北京五輪前の練習に参加した。その際に、カミンズは「コーミエを泣かした」という逸話がある。
(略)
この話を気に入ったダナ・ホワイトは、正式にオファーを出す前に、カミンズ本人と話したがった。(※マネージャーの)パーソンズは、このチャンスを一刻も早くつかもうと、慌ててカミンズに連絡を取った。

その頃カミンズは…コーヒー店に出勤し、タイムカードを押していた。パン焼きの作業が終わると、ドライブスルーのレジ係のシフトに回るのがおきまりだった。時給は8ドルだ

ポケットで携帯が鳴りまくっているのはわかっていた。でもカミンズは、来店客の注文取りに精一杯だった。(略)これはカミンズの人生最大のチャンスのはずだ──そう信じたパーソンズは、クルマに乗り込みコーヒー店まで直接出向き、…(略)来店客とやりとりをしていたカミンズに、自分の携帯を差し出した。「試合だ。電話に出なさい」

(略)

「『店長、お願いです。緊急事態なんです。数分でいいから時間をください』と僕は頼んでみた。でも店長は、『それならタイムカードを押してここから出て行け。これで終わりだ』と言った。『ええっ、クビってことですか?』

そう、カミンズは解雇されたのだった。しかしいまはそんなことを言い争っている場合ではなかった。カミンズは電話に出た。

電話の相手は驚いたことに、ダナ・ホワイトだった
(略)
「キミは本当にコーミエを泣かせたのかね。もし本当なら、試合をオファーしよう」。

「『正真正銘、本当の話です。テレビで証言してもいい。試合をください。コーミエをぶっ壊してやる。たったいまコーヒー店をクビになりました。お願いします』…(後略)

ライトヘビーという階級にもなると、闘える選手は限られてくる。代役探しも一苦労だっただろう。MMAも既にMMAという独自のスポーツにはなっているが、それでもバックグラウンドの格闘技実績が光り、実際にその技術を生かして勝つ選手はいる。では、そのバックグラウンドでその選手に匹敵する(或いは勝っている)選手…だが転向間もないので、MMAのキャリアはその選手より浅い、そんな相手をぶつけたら?


そんなコンセプトの試合、過去にもありましたね。
うまくハマッたのは、柔道の銅メダリスト、チョン・ブギョンMMAデビュー戦を、青木真也にぶつけた試合だったか。
はずれたのは、いつぞやの大晦日山本KID徳郁ハンガリー人のレスリング金メダリストをぶつけたりした試合だったな。イストバン・マヨロシュという名の。


ふたをあけてみたら、そのパターンであっさりとやられてしまうのかもしれないけど(準備期間から考えてもそうだろうね)、リアルロッキーを見せてくれるのかもしれない。まあ、こういうストーリーが出来ただけで、代役カードとしては大成功なのだろうけど。
また、こういう代役出場は「実力を発揮できないかもしれないから、複数契約を結ばせてくれ」という交渉が一般的らしい。
はたして全米級レスラーの元コーヒーショップ店員、その実力は。