上でTBSチャンネルが本日放送する「あらしのよるに」を紹介した。
http://www.tbs.co.jp/tbs-ch/lineup/m1049.html
きむらゆういち原作のロングセラー絵本「あらしのよるに」を映画化。嵐の夜に偶然出会ったオオカミのガブとヤギのメイ。本来ならば“喰う者”と“喰われる者”という2匹の種の壁を越えた友情がほのぼのとしたタッチで描かれる。しかし、オオカミのガブが「友だちだけどおいしそう!」とヨダレをたらしながらも本能に必死で耐える姿や、「生きるために利用せよ」という仲間たちの非情な命令などは、人間社会に当てはまるふしもあり、大人も楽しめる作品に仕上がっている。ガブ役に中村獅童、メイ役に成宮寛貴など豪華な声優陣による愛すべきキャラクターが勢ぞろいした。
ぼくは絵柄も合わせて、あんまりこういう映画が正直、好きっちゅうわけではないが、評判がよかったのは聞いている。
そういえばどこかの映画評で、この狼とヤギの関係を「男女間の友情の比喩になる」と言ってたな。つまり性的な関係性が、友人であるという関係を壊しかねないというのを、友人のはずのヤギをとって食いたいという狼の欲求で比喩していると。
まあそんなことに踏み込むのもアレなのだが、実は最近、同じテーマといってもいいこの映画が評判になってるっしょ。
■必見!大傑作アニメ映画!!『おまえうまそうだな』
http://d.hatena.ne.jp/tsumiyama/20101024/p1
今年、NO1のアニメ映画は、『トイ・ストーリー3』でも『ヒックとドラゴン』でも『アリエッティ』でもなく、これだああああああ!
『おまえうまそうだな』
「断言しますが、この映画、子ども向けと思ってスルーしたら人生損しますよ!」
「パッケージは子ども向けですが、全力投球の剛速球」
「とにかくダマされたと思って観に行って下さい!」
「ハンカチ必須です」
「表現と物語の力で魂を揺さぶられる「泣ける」です」
「観れば分かります。伝わります」と、はてな屈指の人気ブロガーが絶賛だ。
「どうしよう、お肉が美味しいよお!」
これは、本作の主人公の肉食恐竜ハートが泣きながらいうセリフです。
草食恐竜の母に育てられた心優しいハートが、自分が他者を殺して食べないと生きられない肉食の存在であることに気づいて、こう叫ぶのです。
動物を擬人化したメルヘンの中で、肉食の動物と本来そのえさになる動物が仲良くなり、同時にその食う−食われるの関係も消滅してはいないので登場人物が葛藤−−という基本コンセプトが共通しているようですが、もちろん両方の作品、というか後発作品がそのまま貶められる意味合いはまったくないでしょうな。紹介を読む限りでは、まったく新しい展開や思想を打ち出している。
ただ、「同一テーマ」「類似ジャンル」の作品として、「あわせて観たい」ということです。
そして一緒に紹介したいのが
雑誌「世界」に連載中の内澤旬子「飼い喰い」。
衝撃のルポ(というかとっても楽しいルポ)「世界屠畜紀行」で各界に大反響を巻き起こした著者が世に問うている作品。
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俺は近くの図書館で「世界」を読んでいるのだが、まあこの雑誌、年間を通じて全号、いつまでたっても綺麗なままを保っている(笑)。
そういう点では一般読者が目に触れる機会って相当無いかもしれない、ってんで全力で推します。
作者は一時期はてな住民だったが、今は移転してるっす。
http://kemonomici.exblog.jp/i7/
作者ツイッター(twitter)
http://twitter.com/#!/riprigandpanic
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とか「よつばと!」とか、
あと、学校で鶏や豚を飼って最後は食べるという授業…それを描いた映画とかもあるそうだね。
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これは教育?素晴らしい授業!賛否両論を呼んだ実話の映画化
「食育」や「いのちの授業」が叫ばれる前、総合的学習時間もまだなかった1990年。大阪の小学校の新任教師がはじめた実践教育が、日本中に波紋を投げかけた。“ブタを飼って、飼育をした後、食べる”というものだった。「Pちゃん」と名付けられたブタは、32人の子どもたちに愛され、家畜ではなくクラスのペットとなっていく。食べるか。食べないか。2年半の飼育の後、子どもたちの卒業を控えて、Pちゃんの処遇を巡って大論争が展開される。しかし、問題はそこで終わらなかった。その後、子どもたちを追ったドキュメンタリーが1993年に・・・(略)
そういうのをまとめて紹介し、ちょっと語りたいと思っていたけど、「あらしのよるで」がCS放送ということで先行して書いてみました。