まず、直接こういうのを書いたきっかけは、今年の正月に「ヘルシング」をようやく読み終えたということです。
単純だなおい。
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- 発売日: 2009/03/27
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「ヘルシング」は全10巻なのですが、正直にいうと、最後のオチというか収拾のつけかたは「えー、こんな感じ?」と、一応作品世界ではそれなりの説明を付けてはいるものの、ちょっと最終能力がでか過ぎてこれ一発での収拾はなぁ・・・と感じ、少し残念でした。
もちろんこの作品の魅力はもっと別のところにあるんだけど、個人的な好みでいうなら、やっぱり自分としては1-4巻ぐらいあたりの、少しずつ各組織の重要人物が顔をあわせ、それぞれの組織の全貌や、また実際の歴史や実在組織(まさに「神をも怖れぬ・・・」)と絡めた「因縁」が結ばれていくところね。
逆にいうと、本当に最後に風呂敷をたたまなきゃいけない、ということを(1)とりあえず忘れて、あるいは(2)最初から放置して、風呂敷を広げていくのは面白いものだなあ、と。それを実践してみたわけです。
ここでは小沢一郎が、形式的に元首相たちに頭を下げつつ、最上級者の「秘匿指令」に基づき行動・・・という部分はヘルシングのまね(この設定は、最終的に同作でもあまり生かされなかったが)
また、錬金術のイメージや錬金術が生命をも操作する、というのは勿論
- 作者: 荒川弘
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- 発売日: 2002/01/22
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そしてわたしにとっては、こういう伝奇的にフィクションと事実?をリンクさせたもので、ある程度の分量があるやつは
「リングス・スターウォーズ」
http://homepage1.nifty.com/~memo8/griffon/0001.html
「ハッスル外伝・和泉流の秘密」
http://d.hatena.ne.jp/gryphon/20051114p1
あとは「ウルトラ怪獣インタビュー」シリーズ
(http://d.hatena.ne.jp/gryphon/20080730#p2 その他多数)
に継ぐものとなりました。
ああそうだ、田中角栄と昭和天皇のそりが合わなかった(昭和天皇が一方的に嫌っていた??)という噂の真偽はべつとして、田中革命が、かつて”裏日本”と呼ばれたところからの反中央的エネルギーの頭目的なイメージもあり、また旧田中派は最近、ゼネコン土建によって地方に富を再配分した、という視点から「土着的社民主義」とも呼ばれるようになってきている。
それを先取りしたような矢作俊彦の小説「あ・じゃぱん」が
最近、文庫になって再登場した。ここでの田中角栄は、第二次大戦後、東西分断されたもうひとつの日本において、新潟でゲリラ隊を率いて反政府闘争を行う武装組織のリーダとして登場する(笑)
- 作者: 矢作俊彦
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個人的に、こういう趣向のフィクション(漫画界)として一番よくできてると思うのが
- 作者: 星野之宣
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