【トンガ噴火お見舞】INVISIBLE D. ーQUIET & COLORFUL PLACE-

John 8:32 Then you will know the truth, and the truth will set you free."  複数ブログの過去記事を移管し、管理の委託を受けています/※場合により、語る対象の「ネタバレ」も在ります。ご了承ください 

「特許は人類の進歩を阻害する」のか、どうか。

この前、紹介した海賊党の主張で、少し気になることがあった。紹介して、みなにも考えてほしい。
http://japan.cnet.com/interview/story/0,2000055954,20397509,00.htm

特許弁護士は特許は必要と言うし、企業の幹部も自分たちの業界には特許が必要と言います。ですが、研究開発に関わっている人に聞くと、特許は障害だといいます。

 スウェーデンの代表的な技術企業であるEricssonの研究ディレクターと話をしたことがあります。Ericssonは膨大な特許ポートフォリオを持ちますが、「特許がなければ、仕事は変わると思うか?」と聞いてみたところ、「お役所仕事が減るぐらいで、大きな変化はないだろう」と答えました。

 模倣する企業が現れるのは、市場には良いことです。これこそ競争です

 実際のところ、特許が下りるのは製品が古くなってからのことです。携帯電話を見てみましょう。6カ月で新しい携帯電話を買い換える人もいると思いますが、携帯電話で申請した特許が下りるのは、ユーザーがすでに新しい電話に買い換えた後かもしれません。

 成熟市場になると、大企業が集まり、お互いの特許リストを基にクロスライセンス契約を結びます。お互いの特許の利用を認めるものですが、これは市場の競争に悪い影響を与えます。イノベーターは、既存技術を積み重ねて(特許を利用して)革新を生み出しますが、クロスライセンスはイノベーションや競争を排除します。このように、特許は多くの場合、不要であるだけでなく、悪い害を与えているのです

インターネット企業はすでに新しい考え方でビジネスをしています。Googleはあらゆる技術で特許を出願していますが、その目的は、他の人のイノベーションを防御することではなく、特許訴訟を起こされないため、つまり特許システムから自社を保護するためです。

  特許システムはイノベーションを妨げます。特許システムは機能していません。ソフトウェア特許はよい例です。欧州ではソフトウェア特許は認められていませんが、われわれはソフトウェア特許導入にも強く反対しています。


うーん、単純に基礎の基礎に立ち戻って考えるっす。
人間、世のため人のためにといって自分に一文の利益が無くても発明工夫い知恵を絞る人はそういない。
すごい発明をしたら、それを他人に真似させず、またはまねする人からは一定の利益がもらえるようにしたら、吾も吾もとみんなが知恵を絞る。かくして人類社会は発展する・・・これ、基本的な考え方。

だが、海賊党の主張をさらに戯画化して考える。

A社の技術者「5年の歳月と400億円の研究費用を費やし、30人のエリート技術者が研究班に加わってやっと新しいエンジンが完成しました!」
経営者「でかした!今の既存エンジンと比べてどうなったんだ」
技術者「現在の性能の7割程度、でしょうか。」
経営者「えっ、今のより低いの・・・じゃあ製造コストは?安くなったのだろ?」
技術者「原価は今より1.2倍ほどかかります」
経営者「じゃあ、いいところが何も無いじゃないか!」
技術者「いえ、現在必須となっているB社の特許技術なしでも作れるようになりました」


各社のミクロ的には、性能が低くて原価も高い「新エンジン」ができても、B社に払う特許使用料よりそのコストが小さければ万々歳、なんだろうな。だが、マクロ的には。人類社会的には。
だからといって「特許権なんかなくしゃあいいんだよ!」という海賊党の主張は直感的になんか違う、とも感じられるし。ううむ。

最近、あの魚類のような顔のキャラクターを描く、「ドラゴン桜」の人がモーニングだかイブニングだかでこれに近いようなことを書いてたっぽい。(特許不要とかじゃなくて、先行特許ああるかないかを調べるのは大変、とかいう話だったかな?)たまたまその回が目に入ったので、詳しいことは分からないのだが。