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John 8:32 Then you will know the truth, and the truth will set you free."  複数ブログの過去記事を移管し、管理の委託を受けています 

SFショートショート・「優秀者の血を残せ!」

http://d.hatena.ne.jp/gryphon/20091101#p4
で書いた話題および、それを受けてのコメント欄を読んで思いつきました。

ある政治家が、社会のタブーに踏み込むような提案をした。

「これをいうと差別と取られるかもしれませんが、わが国の発展は優秀な人たちがいかに沢山いるかにかかっている。一般的な意味でいえば、高所得者、より多くの収入を得ている人たちが優秀といえるでしょう。このエリート層と、同じく優秀な女性を政策的に結婚させる。そして子どもをたくさん持つことを奨励したい。不平等と思われるかもしれませんが、そうやって優秀な人材が増えて国が発展していけば、最終的には皆が豊かになるのです」


この大胆なプランは大きな議論を呼んだが、最終的に実行されることとなった。





その数万年後。ある学会で、考古学者が発表した。
『考古学的な知見によると、この集落の部族はなぜかマンモス狩りに非常にすぐれた資質があったようです』


あ、自分は3、4本ほど小説(つうかパロディだな。怪獣インタビューとか(笑))は書いたけど、これが一番できがいいかしらん。昨日関連の話題をかいた故星新一の霊がお助けくださったのかも。

・・・と思ったら、自分の中で検索したら元の元ネタはアイザック・アシモフのエッセイの一節だったな。ああ、元ネタは隠しておけばよかった。(「技術が進歩することで障害者の活躍の場は広がる」という福祉問題での持論の主張時、「狩で暮らしている社会なら、近視でメガネをしているもの全てが、社会に役立たない障害者扱いされただろう」というたとえをしていた。)


あと、わたしは何度もいうけど、仮説として、さまざまな社会問題や政治問題に関し、人間も動物・生物の一種である以上、「遺伝子的に」「生物学的に」「医学的に」というアプローチをしていくこと自体は嫌いじゃない・・・というか賛否を判断する前にまず興味深いと思っているよ。今度、それに関連するようなテーマはいくつか用意しているので、時間があればしていきたい。