今回は時間帯の関係で、リアルタイムで見られなかったな。
印象に残ったのは、やはり自分が原作が好きだということで第3夜「もやしもん」。
・「もやしもん」のドラマ作り、ストーリーの流れは、非常に変則的なリズムがある。あまりマンガにどっぷりつかっている感じではない。編集者もマンガ雑誌以外から異動したばかりの人。
・「もやしもん」は当初想定していた伏線が、菌のうんちくや食の勉強の成果を見せているうちにどうでもよくなってきたんだろう。女装の副主人公とか、教授の壮大な計画とかほんとに解決するのやら。
・作者、女性の脚をかくのが好きなんだろうな(笑)
感想
■変則的でセオリーに無いから強い、うんうん格闘技では見慣れた風景(笑)。
だが、ある時期にそれでは行き詰る、というのもよく見る光景だ。はたして作者の石川氏は。
■しかし、なんやかんやでシロート編集者のほうも一発目からヒットさせた、ってことだ。本人は鼻高々だろうな。
■ドラマのリズム、というのは、昔岡田斗司夫が「ストップウォッチ片手にアクション映画を見ると面白い」とダイハードを時間で分析(スタート何時間後に敵役がXXして、X時間X分後に主人公がピンチになって・・・にセオリーがあるとか)
■自分はゲストのひとりと同様「人間は菌話のおまけ」にしか見てないからな。そんなドラマの伏線忘れてた(笑)
あ、あとレストランテぱらいそにいくだ、の話で夏目房之介氏が「人間は、絵に対しても、顔の目の部分で視点が止まるから、画面の顔の向き、視線を工夫すると読者の視線も誘導できる」・・・・というのは面白い指摘。
同時に、あのテレビとかで時々見る、視線調査機を使った科学的な分析も、これを理論化するには必要だろう。
人間が( ・∀・)(´∀` )←こういうのを顔と認識するというのは、漫画論以上に脳科学論でありましょうからね。そこに「視点の誘導論」が出てくると、いろいろアイデア・・・実社会に応用できるような・・・がありそうだ。