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John 8:32 Then you will know the truth, and the truth will set you free."  複数ブログの過去記事を移管し、管理の委託を受けています/※場合により、語る対象の「ネタバレ」も在ります。ご了承ください 

アリスターと兄が大暴れで逮捕、ストライクフォース参戦中止

NHBニュース( http://blog.livedoor.jp/nhbnews/ )とダブルポストです

【海外総合】 アリスターとその兄、喧嘩で5人 KO し逮捕&負傷。 S フォース防衛戦欠場 < Gryphon
http://kakato24.exblog.jp/11577018/
http://d.hatena.ne.jp/Gogoplata/20090520/1242813732

などによると、オランダのナイトクラブでオーフレイム兄弟がバウンサーと喧嘩し逮捕。すぐ釈放されたが、アリスターは拳の傷口から菌が入り、あわや手の切断の可能性すらあったとのこと。


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※上の2エントリーには他に「モンソン戦前に、ハリトーノフはオランダで無くロシアで練習していた」

サンチアゴ、『戦極との契約終了後はUFCを希望する』と明言」

などのニュースがあります。

上記ブログ「かかとおとし」の記事訳がおもしろくて

アリスターはヴァレンタインがなにやらもめている最中に外に出た。そのとき、ヴァレンタインはセキュリティガードが自分を殴ったと抗議していた。セキュリティガードはヴァレンタインを押さえつけ、アリスターは兄を助けようと割って入った。この結果、5人のセキュリティガードが病院送りになった。


原文をみていないが、翻訳文で面白いのはこの、原因と結果の説明を意図的に省略したり、間接的に表現するレトリック。


小話で好きなのは、

スターリンルーズベルトに言った。
「私は、私を題材にした政治ジョークを自分でも収集しているんです」
「それはご寛容な。いくつ集まりました?」
「収容所が三つ、満室になるほど」


あるいはちょといい話なのだが、「銀英伝」の中で、無口で有名な提督の少年従者が、先輩から提督の合図を教えられる。
「提督が指を一回鳴らしたらコーヒー、二回鳴らしたらウイスキーだ。いずれも、5分以内に!!」
(註:最初は勘違いしていたのですが下コメント欄の指摘を受け、なおしました)
ところがあまりの緊張に、従者は指を二回鳴らす音を聞いたら二杯のコーヒーを。


「この結果、提督は航海中、一杯のコーヒーと二杯のコーヒーに不自由しなくなった」

そんな描写を”全盛期の”田中芳樹はしていた。


ところで「兄弟で5人を病院送り」だが。

なにカール・ゴッチはギャング17人をKOしたんだぜ(笑)。ガッツ石松はエート…何人だっけかな。
そういえば、梶原一騎原田久仁信の「男の星座」で、銭湯帰りの極真空手の弟子が、やはりチンピラ集団をことごとくKOし、警察の厄介になるシーンがある。すぐに梶原(がモデルの主人公)たちが身元引受人となり、正当防衛ということで釈放されるのだが・・・

この梶原の描写が、またすごいんだ。
「●●、ケガは無いか?」と梶原たちが尋ねると、その人物は恐縮しきった顔で無言。
で、並みの作家なら、「まったくの無傷だった」と描写するのだが、梶原は・・・


「履いていた下駄の片方が割れてしまった」!


当然、結果的には同じく「まったくの無傷であった、極真は強い」という表現だが、こうやることで、さらに強調されるんだよな。

そんな折、このブログではセンセイ・ハラダの新作「プロレス地獄変」の紹介エントリと、梶原レトリック論がUPされているが…
http://d.hatena.ne.jp/washburn1975/20090520

オット!
以下略


そういえばこっちも、同じ分野で大活躍するなかよし兄弟という点ではかわらないな。
二人が料理店で食事しているときに、戦極の國保広報がやってきて「貧乏なので看板スターがいない。ヴァレンタインくん、ゼヒ君に参戦してほしいのだが、ムリな注文だろうか!?」とオファーしたところ(以下略)。