http://mainichi.jp/select/seiji/iwami/news/20081220ddm002070056000c.html
近聞遠見:小沢流のわかりにくさ=岩見隆夫
…そんななか、民主党の小沢一郎代表だけが追い風を背に、にらみを利かせているように映る。
だが、小沢は政界で好感を持たれていない。謎が多いことと、周期的に繰り出してくる策略に警戒感が強いからだ。
謎といえば、昨年暮れ、政界の内外を震撼(しんかん)させた大連立騒動の真相はいまだにすっきりしていない。それが、来年にかけての政局の行方にも、一種の影を落としているのだ。
なぜ参院選で圧勝した小沢民主党が、負けた自民党の政権に入っていこうとしたのか。当時、政界の内側でも諸説入り乱れたが、いずれも説得力を欠いていた。
その後、関係者の話などで少しずつ判明したのは、まず福田首相(当時)側から連立構想を持ちかけたと伝えられたのは間違いで、小沢側が積極的に誘いかけていたことだ。
昨年9月、福田が自民党総裁に選ばれた時、首相に指名された時、組閣に着手した時、小沢はそのつど連立を持ちかけたが、福田は乗っていない。4度目にやっと具体化し、2人の会談(10月30日、11月2日)が実現、いったん合意に至った。
まて。
たしかあの大連立「小沢側が提案した」「それはデマ!仕掛け人の読売新聞・ナベツネが絡んだがゆえのプロパガンダ」というような論争がなかったか?
いつの間に決着してたんだ。あのころ「ナベツネが小沢失脚を狙って『大連立を小沢から提案した』と読売にウソを書かせた」と、ナベツネをののしってた人はサーセンでした、とあの爺さんに謝らなきゃいかんのか。
読売が結局、スクープ合戦の最終勝利者だったのか。
ナベツネは常日頃から「俺はジャーナリストして、政治報道で負けたことは一度も無い」と言っていたが、齢80を過ぎて、またこの老将に名をなさしめたのか。(今回、ジャーナリストなんだかフィクサーなんだか知らんが)
なんか悔しいな。