年末のクソ忙しい時期に、格闘技雑誌熟読まつりが始まる。おまけにゴッチDVDも来るし。
そしてkamiproの総力特集は…
『kamipro』No.130は特別定価940円(本体895円+税)で12月20日(土)発売!!(※地域により発売日が多少異なります)
■年末年始格闘大戦直前! 秋山成勲“敵前逃亡”を追う!
☆魔王は逃げてもアオキはやります!
青木真也 インタビュー
「このままじゃ格闘技界なくなるよ! だから俺はアルバレスとやります」☆韓国発・秋山成勲怪情報
迷走する秋山、迷走する韓国トンデモ報道を追う!☆秋山の“黒の駆け引き”にサヨナラ宣言
谷川貞治 FEG代表 インタビュー
「これで秋山くんがDREAMに出ることもないでしょう」☆賛否両論 初のK-1ルールを飲んだわけ
川尻達也 インタビュー
「相手を選んでたらカッコ悪いでしょ」☆世界の頂点が“お茶濁し”に喝!
BJペン インタビュー
「俺はMMA界のパッキャオを目指す」☆ミドル級世界最強の男が“魔王”に言及
アンデウソン・シウバ インタビュー
「秋山よ、ファイターはファンに雇われてるんだ」☆『戦極の乱』を前に“あの男”に再び説教!?
三崎和雄 インタビュー
「闘いに保険をかけてる人間には観客に何も与えられない」
秋山が好きなわけじゃないが、さすがに団体と国の枠を超えてわざわざ世界各国のファイターから怒られるのもねぇ。アンデウソンなんてこの問題に関心ないだろうに(笑)
さて、そういうわけでちょっと気の毒になったジャクソンマイケルに、対戦要求した青木真也にどういうふうに振舞えばいいのか、アドバイスしたい。具体的にはこーすればいいと思います。
■青木真也戦を拒否して、それを「駒のような扱いでこの戦いをしたくない」とか理由付ける
■その他「この試合にこだわりがある。大切にしている」とか情報を流す
■待っているうちに”大黒柱”のほうは団体を背負って連戦したり強敵と戦いぼろぼろになる
■自分は相手を選んでコンディションを保つ
■ほどよくぼろぼろになったら、「ついにドラマの最終章」とこの試合を受ける(笑)、
この話はもう書いたけれども、要はね、俺が秋山に野次るとしたら
「何様だよ、田村様かよ!!」
という言い方になる(笑)。ことほどさように「相手を選ぶ」とか「駆け引きが過ぎる」とか「お茶を濁すな」とかいう批判をするなら、その元祖として田村潔司、ってことになるだろう…ということ。
ところがあんまり、これまでkamiproで田村批判はなかったし、今号の「選手の駆け引き」特集にもあまり記述が無い。僅かに谷川氏が
「それ(秋山)に引き換え、田村選手とかのセルフプロデュースって「なるほど」って思っちゃう部分があるんですよ。」(略)
−やっぱりそこも一流から三流まであるんですね
…わしにはわからん。田村のお茶にごしは一流で、秋山のお茶にごしは三流だと言われてもぉ。
いっそ秋山、マックモドかロニー・セフォーを指名しろよ(笑)
前に書いた田村と秋山の比較論はこれ。
※小見出しの「ところでひとつ思うこと。田村と秋山について」
http://d.hatena.ne.jp/gryphon/20081122#p2
もう「保身するな、茨の道を目指せ!」が「UFCへ行け!」と読み替えできてしまう件(笑)
そういうわけで今回は石井慧のことは当然でてこない。
そりゃそうだ彼の決断、UFC志願は「駆け引き」「保身」というようなところからは絶対に出てこない発想だ。
青木真也も今回、非常に面白いことを言っていて
BJペンがトップなことは誰もが認めている。
BJは殿堂入りなんですよ。
青木真也vsエディ・アルバレスは世界2位決定戦。
そしてこれは挑戦者を決める戦い、というのが、青木真也のロマンだという。
そういう考え方はかっこいいし、確かにBJを視野に入れているのは凄いのだが、だが、だが
もしあの強欲はげちゃびんことダナ・ホワイトが
「オーケー、BJの次回挑戦者はアオキだ。だがどこかの「ジョーク団体代表」とかジョーク団体から貸し出すとという形はお断りだね。アオキがUFCとの独占契約を結ぶならすぐにBJ対アオキをやる。契約しないなら無しだね」
と二者択一を突きつけたらどーする?
諾否、どっちが「保身」じゃないといえるのか?
とか言ってるうちに、ホントにDREAMからUFCを希望する選手が出ちゃったよおい!!ゴング格闘技。
http://blog.livedoor.jp/nhbnews/archives/51758582.html
これ、保身だとか駆け引きだとか、川尻達也から逃げた、とかは全然いえなくなるよね。UFCがどう門戸を開くのかはわからんが、出場まで成功してもギャラが減るのは確実だろうしさ。
ロマンはあるしね。どーすんだよ。
「アオキはおしゃべりだけだが、ウノは世界NO.1のBJペンに挑戦するために一歩を踏み出したんだぜ!!アオキ、ユーはイウダケバンチョウかい?」
とお金大好きスキンヘッド野郎が吼えるシーンが目に浮かぶのであります。
選手が渋るからタフファイトが実現した状況について
谷川発言(12月5日時点のインタビュー)
「所英男君が、坂口征夫選手との試合を渋っている」
聞き手も「そりゃ渋りますよ」と突っ込んでいるが(笑)、こうやってしぶってごねて駆け引きしたからこそ、
所vs中村大介というすばらしいカードが出たんだろ。プロモーターのどんな要求にも聞いてたら、こういうカードは無かったんだ。
さあどうする。
あとさ谷川さん、なんで秋山が駆け引きするかっていうと、谷川さん自身が「長い駆け引きやオファー拒否が無いので、とっても助かっている。感謝している」と言っていたGP三連覇の絶対王者に「これ以上いられても…GPからいなくなってほっとした」「リザーブファイトは本人が辞退した」とか、そーいう仕打ちをしたからじゃね?