これも非常に意外なことに、上エントリと同様「OMASUKI FIGHT」経由で知ったニュース。というのは、佐山聡の企画するプロレスや格闘技をこれまで放送してたり、今後の放映可能性もあるということらしい(笑)。ああ、佐山のことを知っていれば大きく納得(笑)。
でまあ、「チャンネル桜」が経営的に成り立たなくなっていると。
http://www.ch-sakura.jp/
「日本文化チャンネル桜二千人委員会」創設と委員就任へのお願い
皆様へ
日本文化チャンネル桜は、創立五年目を迎えましたが、ここに至りまして、運営資金が致命的な不足に陥り、平成二十年九月以降の放送を続けることが困難になりました。この五年間は、代表取締役社長である水島が、私費約七億円(衛星放送フィリピンチャンネル株売却や個人預貯金等)を投じ、チャンネル桜の運営資金に当てて来ました。 しかし、それも全て尽き果て、公共電波による放送続行が不可能になりました。残念ながら、これまでの視聴者や個人スポンサーの皆様による支援だけでは、チャンネル桜の放送を続けていけないのが、厳しい現実であります。
(略)
その実現に向けて、現実的な道として、「チャンネル桜二千人委員会」創設があります。今、世界の大転換期にあって、私たちは、この草莽崛起、独立不羈の「志」を実践、推進し、日本人としての「正論」を皆様に発信し続けるため、また、新たな、そして大きな出発を実現するために、「チャンネル桜二千人委員会」創設を提案させていただくことを決意しました。
この委員会は、二千人(以上)の委員の皆様が月に一口一万円以上のチャンネル桜を支える資金を提供していただき(形式的には贈与とか寄付にならぬよう広告スポンサー料となります)、NHKが国民の視聴料で運営されているように、二千人以上の日本人委員によって、あるいはそれ以上の数の草莽日本国民によって、自由で独立不羈のテレビ局を運営・・・・。
年一万円どころじゃなく月1万円、つまり年12万円の会員が2000人集まるなんてことがあったら、それこそ驚きだと思うが(プラス、CSという機材やインフラを持つ世代と、ch桜を支持し、月1万円を出し得るかもしれない層は世代的なギャップがあり、まず最初に届いていないだろう)、そんなことはどうでもいい。
こちらも経営不振の「サムライTV」や、だれが覚えているのか「ヤマケンが格闘技チャンネルを創設」の話に絡んで個人的に興味があった「CS放送って、結局どれぐらいお金が掛かるの?」という話が、期せずして経営側からこの上もなく率直に情報提供されているのだよ。これを興味深く読まないテはない。
現実の問題として、例えば、衛星放送「ハッピー241チャンネル」放送開始当初のように、毎日約三時間から四時間の放送番組の製作と放送を続けるためには、毎月約二千万円が必要となります。 つまり、一時間あたりの番組製作と放送のために、約十六万円が必要だということになります。この内訳には、全ての経費(衛星放送時間枠使用料・番組製作の出演者ギャラ・撮影費・ロケ取材費・美術費、スタジオ使用費、スタッフ人件費、光熱費、連絡費、事務所経費等)が含まれています。また、この金額には、インターネット動画放送So-TVのサーバーと回線使用料と技術者人件費も含まれています。地上波の深夜の三十分番組でも、製作費が数百万の予算であることを考えていただくと、いかに私たちが無駄のない超低予算で番組制作をしてきたかご理解いただけると思います。
もし、二千人委員会が目指す二千人を超え、四千人委員会になったなら、二十四時間の放送を新たに再開出来るようになります。
ふーん、なるほど。もちろんプロレス専門局なんてのは各団体への放映権料があり、会場への取材コストがあるだろう。ただ一概にはいえないけど、最低限では「月2000万円」だと。
メモメモ。
ときに、格闘技やら何やらを離れ、チャンネル桜の存続についてはアイデアがある。
一週間のうち、月水金と火木土にわけ、(日曜日は一時間ごとに交替?)、片方は「左派」に運営してもらえばいい(笑)。
いや冗談のように見えて冗談じゃないよ。
CSの良さ、ひいて言えばチャンネル桜の良さというのは、地上波電波は有限少数なので「公平性」や「中立性」が必要だというロジックには一定の理があるが、CSの電波は物理的に多様性があるので、チャンネル桜のような一定の党派からの放送局が成り立つ余地がある。
これは以前、「自民党がPRのための専門CS番組を持つ。その前提として、放送法を変えてCSではどこの「党派性」もありにする」という議論があったときにも同じ考え方で説明できる話。
そして、「桜」は例えば朝日新聞なりTBSなりに、ある角度から、普通のマスコミでは出来ないツッコミを入れることが出来るだろうし、みのもんた番組などなどに対しては実際にやってきた。
ならば、それは左派側メディアにも当てはまる。こっちはこっちの角度から、産経新聞や読売新聞を批判すればよろしい。
そして、もし両党派が自らの思想言論に自信があるなら、同じチャンネルで一日ごとに批判できれば、相手を論破し、その支持者をわがほうに引き入れる大変なチャンスになるではないか。
左側の局は、チャンネル桜に対抗して「チャンネル赤薔薇」にするか。赤薔薇は有名な左派・進歩主義のシンボル…だが、また別の傾向の雑誌読者とかが来そうなタイトルではあるか(笑)
うーん、いいアイデアだなあ。あ、右3日、左3日なら、あと一日は「中道」にやってもらえばいいんだよ。もちろん日本の中道政党といったら公●党が(略)。
ところで結局、佐山聡が今後始める、掣圏何流だったか忘れたけど、何度目かの進化した「真の武道」ってこうなっちゃったら、結局どこかで放送とかされるんですかね?
放送が100%、インターネット上だったらそのコストは?
ついでだから知りたかったな。一部のネット系格闘技ファンは、まだラジオ形式でしかネット放送が無かった頃から「eyada.com」とエディ・ゴールドマントークショーがスクープ連発していた記憶を持っているから、興味あるのだよ。
いま、ネット上トークショー「博士も知らないニッポンのウラ」も回を重ねているしね。
でも、「ネットで番組」ってGyao、ミランカ的な方法論しかないのかね。あと、youtubeによる間借りとか、kamiproがやっているポッドキャスティング(これだとネットラジオ時代へ交替か)ぐらいかしら。
10年後、政治でも娯楽でもいいんだけれど、「ネット上での(オリジナル)放送」というのはどうなっていくのか。
結論としては、ヤマケン頑張れと。
個人的につくってほしいCS局。
ジャパネットたかだの通販番組みたいに、24時間ずっと「本」の宣伝をするCS局ってムリかな。ダ=ヴィンチて雑誌、創刊の際は無謀だつまらんとバカにされたが、結局、「本を売ちたい出版社の、広告媒体の集合体の上に乗っかった書評誌を作ればいい」という経営戦略は成功した。そういう感じで。映像が流せるCS局なら、映画やアニメの「DVD」や音楽「CD」の宣伝もできよう。
その上に立って、ぬるくても批評や情報を・・・・・ムリかな。
いま、雑誌をつくって流通させるコストと、CS局を起こすコストはどれぐらい違うのだろう?
まさか雑誌が月2000万のコスト、なんてないか(笑)それに雑誌は日銭というか、返本される前に一応のお金が入ってくるんだっけね。