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John 8:32 Then you will know the truth, and the truth will set you free."  複数ブログの過去記事を移管し、管理の委託を受けています/※場合により、語る対象の「ネタバレ」も在ります。ご了承ください 

UFC世界戦略再構成?つうかアフリクション潰しに本腰。頑張れ!モンテ・コックス

UFCも反省したのか?

カクトウログ、MMAIRONMANなどで取り上げられた話だが

http://www.tokyo-np.co.jp/tochu/article/battle/column/yamasaki/CK2008062602000178.html

・・・UFCは「WOWOW」で02年4月から5年間放送された。巨大化したUFCはPRIDEを買収。日本市場開拓を狙ったが、放映権料をめぐってWOWOWとの契約は解消され、その後、UFCは日本から撤退。しかし、ここに来てWOWOWと番組復活の交渉が進んでいるという。


やつらと「交渉中」なんてのはまだまだまだまだ信じられないのだけど(笑)、最近漏れ聞く噂では、ロレンゾがカジノを畳んでUFC専念になった理由は、強欲非道ダナ・ホワイトの最近の指揮ぶりに不満があるからだという。
それもほとんどが、おおきいつづらをかついだ意地悪じいさんのごとく、「損して得取れ」ということを考えない、がっつり法外な要求をしては、まとまらずにおじゃんになるってえ失敗パターンである。

CBSの?地上波放送でエリートXCの後塵を拝したことが典型だが、シルビアやアルロフスキーの離脱だってもう少し彼らを金銭的に、また地位的に遇したら違っていたのではないか。
そして、その延長線上にあるのが、WOWOWに法外な金をふっかけて、ミルコ登場で新規加入者も出始めた時期に中継中止となってしまった一連の日本軽視だ。「TUF」も「あれ?日本でやってなかったっけ?じゃあ後で手を打とう」だし、kamiproなんかが提案し「すぐやろう」と言って、実際にやろうと思えばすぐにできるはずのネットPPV中継購入日本語ページ作成もほったらかし。

まあ、軽視の半面、「ここならふっかけがいがある」というふうに日本を考えているって面もある(韓国では生中継までやっているのだが、これはあまり重視しないからこそ放送権がかなり安かったとか)のだが。

affliction

しかし、やつらも巨大組織「アフリクション」を潰すためなら手段を選ばない。
なにしろいきなりPPVの同日同時刻に、無料放送「UFN」を投入する。さすがに比較広告の国だ。いくらなんでもあからさま過ぎると思うのだが、なにしろタダは世界最強の言葉、アフリクションに与えるダメージは大きいという。


日本で放送をUFCが再開するとしたら、やはりDREAMや戦極がそれなりに形を整えていることも大きいかもしれない。そもそもUFCがまだお茶の間に届いていたら、比較されるなかで両団体ともここまで順調には進まなかった気がする。



で、アフリクションはなぜだかさっぱり分からないが、kamiproゴング格闘技に日本語の広告を出しているし。
http://d.hatena.ne.jp/aohoshi/20080622#1214129283参照)
こういう日本重視の姿勢だからUFCも慌てた・・・となれば面白いのだが、正直無駄カネのような(笑)
さらっと「7.17、カリフォルニア州アナハイム ホンダセンター」って言われたってさあ(笑)
でも、これがすなわち「サムライTVとか地上波で放送しますよー」という意味・・・すくなくともそういう意欲があるという意思表示であってほしい。


あっ、でもホントのところ、これぐらいのカードだったら「見に行くツアー」とかあってもいいんだよね。
ジョシュ、ヒョードル、シルビア、ババル、アルロフスキー、アレキサンダーでしょ。
実際ひとりぐらい直接見に行く人がいてもいいかもしれない。


ただ、やっぱり笑っちゃうのは、これが立ち上がるまでのドタバタで、そもそもM-1グローバルは「アドレナリン」として、そこでやるはずじゃなかったのいな。お金大好きワジムさんが、「旗揚げ前に離脱」とかわけわかんねーことやって、あれがこーなってあーなって今の現状になった、ってのは分かるけどさ。


さらに笑えるのは「いきなり世界最大になるとか、UFCをぶっ潰すなんてホラは吹かないよ。わずかでも黒字を重ねて、徐々に大きくなっていけばいいんだ」という、超堅実志向を本来は持っているモンテ・コックス氏が、なぜか一番自分の望まない「大きな会場で興行を立ちげて、しかもガラガラ」という状況に追い込まれているという(笑)。それでも代理人としてのモンテはシルビアを送っているのだから、再び大連立でもすりゃいいんだけどな。


以前、「銀魂」でジャンプ編集部のセルフパロディをやったことがあって、危ないネタが多い同作品を編集長が見て「違う意味でこっちが、毎週ハラハラドキドキだよ!!」と叫ぶシーンがあったが、モンテ・コックスもあの会場を見て
「違う意味でアドレナリン出まくりだよ!」
と叫んだことは想像に難くない(笑)


格闘技団体を雑誌に例えると

kamiproアフリクションを紹介する記事があって、アフリクションは番長戦争だそうだ。
各地で放校処分になった番長が集うとか。

それとは別に、「団体を雑誌に例える」というのがあって、UFCがジャンプでスピリッツがDREAMだとかいろいろある。ちなみに同誌編集部の意向もあり、戦極コミックバンチとの由。
こういう「見立て」ってのは無理があるだろー、っていう突っ込みも含めて芸なのだが、一番印象に残ったのは


パンクラスヤングサンデーかな、もうすぐ消えて無くなるし」

というようなくだりがあったこと。後半部は記憶によるものなので違っていたらすいません(笑)
これを書いたのはSRS・DXのパンクラス番だった橋本宗洋氏であります。俺じゃないです。繰り返すが、後半部はちょっと違うかもしれないが。

ところでアフリクションのTシャツって売れてるのかね?というか、あるのか?

Tシャツ売って、ドンキやキューバン以上に豪華な大会を開けるっていうのも凄いな。
世の中のどこかでは、アフリクションという名前のTシャツが売れている場所があるのだろうか。
いまはてなダイアリーでキーワードを作ったら、上にシャツの写真が出てくるのだから実在はするらしいが。
http://d.hatena.ne.jp/keyword/%a5%a2%a5%d5%a5%ea%a5%af%a5%b7%a5%e7%a5%f3


本当にかきたかったのは

UFCが韓国とかフィリピン進出を視野に入れる、という話で、いま世界ではどこで格闘技人気が盛んで、どこはそれほどでもないんだ?という新マップを作る必要があるということでした。ファイト&ライフ誌には「イランでは実はキックやK-1が人気なんです」という、にわかには信じづらい話が載っていたし。しかし再び構成ミスでしたと。