Sports Graphic Number (スポーツ・グラフィック ナンバー) 2008年 5/22号 [雑誌]
- 出版社/メーカー: 文藝春秋
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買いました。
ほんの一部しか読んでいませんが、評判を呼んだ「PRIDE参戦ファイターの肖像」記事が面白い。
アレクサンダー大塚、小路晃、玉海力、佐竹雅昭らが登場して、PRIDEについて
「けっきょくはバブルだったんじゃないかなあ」
「自分にとっては大蔵省。生活するためのお金をくれる場所ですよ」
「消えるべくして消えたんだと思います」
と冷たく突き放すという企画……いやいや、たしかにこうは書いてあるけどフォローも入れてますみんな(笑)。
佐竹のフォローに至っては「裏がドロドロしているのはPRIDEだけじゃない」「つぶしたい勢力が仕組んだ罠」「どこかと違ってPRIDEは本当にいいところ」と、怒りのファイヤーはまだ消えてませんでした。
もう少し、この人はマスコミに出て、あれやそれを喋ってもらってもいいかも。
本題だが、PRIDE参戦を語る中でオファーの短さは遭いも変わらずだ。小路晃のヘンゾ戦オファーが2週間前、アレクへのマルコ・ファス戦のオファーが2週間前……「なんだ、今より運営しっかりしてるじゃん。」と思わせる、2週間とか早いなあと思わせる現状ってなんだよ(笑)。
MMA世界最新トピックス、という企画記事を書いている高島学氏も、そんな短い特集の中で「UFCやストライクフォースの成功のひとつはカード決定の早さ」「カードの早期決定はPR活動を充実させ、選手に十分な調整時間を与えて好パフォーマンスを招き、イベントの質を高める」と、
口をきわめて笹原圭一氏を罵倒しています。 え、違うの?
同氏のもう少し詳しい「オファー時期をちゃんとしろ論」は
http://www.fnlweb.com/column/2008/03/im_looking_for_something_to_gl.php
にて読むことができる。
でまあ、思ったんですけどDREAMって今、PPVでも地上波でも選手データを画像つきの数字で紹介しているんですよ。
KO率とかは普段計算してないからなかなか面白い数字で、メルヴィン・マヌーフのKO率は何と95%。
そして柴田勝頼のKO率は、驚く無かれ100%!! ほんとうにおそるべき強豪だなあ。
それはおいといて、こういう数字、選手の強さ弱さ、この試合の結果に繋がるという点では「オファー時期」というデータをここに入れてもらえればと(笑)。案外意外な出世試合、取りこぼしなどがここに起因しているかも、という話が多いのではないか。
逆に言うと、オファー時期のタイミングって主催者がブックをのませたり毒入りオレンジを食べさせたりのような後ろめたさを感じることなく、主催者の意向に勝敗を誘導する合法的な力である。
そう考えると、これを改善する意欲ってそう無いのかもしれない。
玉海力のPRIDE参戦話、総合格闘技話が異様に面白い
この4人の証言の中で、実に玉海力の話がもう、群を抜いて面白いですよ。
というかトホホ感というか、そこにおとぎ話的雰囲気が漂うというか。
具体的にいえば、これは「強さ弱さ」の話ではなく「イイハナシダナー」系のハートフル・リアリティショーとして徹底的にプロデュースすれば、もっと成功を収めただろうに、と惜しい気がするんだよな。
もっと簡単に言おうか。
これは、途中を中途半端にショートカットしちゃって「アチャー」となってしまった
- 作者: 柳沢きみお
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なんですよ。そのまんま。
詳細については後日語ることもあるでしょう。