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John 8:32 Then you will know the truth, and the truth will set you free."  複数ブログの過去記事を移管し、管理の委託を受けています/※場合により、語る対象の「ネタバレ」も在ります。ご了承ください 

激闘、衝撃場面続出のディファ。セミやメインの結果は正直わからん


http://www.pancrase.co.jp/data/result/2008/0427.html
今回は上記のとおり、後半戦は判定だし前半戦は一本勝ち続出。ほぼ満席だったこともあり、満足感は高かった。


のだが、メインとセミは正直、こういう判定になった理由はちょっとわからないです。
セミはまあ、中西が竹内をやぶって戴冠したときから類推すれば「押さえ込んでいるだけで効果的なパウンドやサブミッションの仕掛けができなければポイントはない」という基準もあろうかとは感じるのだが、近藤有己vsKEI山宮は正直、手数やローキックで与えたダメージ、打ち合いの攻防でなどを見ても、判定にもつれ込んだときは「近藤の勝ちかドローか、どっちだろうか」だけが関心ごとでした。
3ラウンド後半、最終盤に少し山宮が攻撃をまとめた場面があり、直前の印象恬としてそれが効果的だったのかな。
あとは今週のGONKAKUだったか格通だったか、「回りながら距離を取る選手と、それを直線的にプレッシャーをかけていく選手が試合したとき、どちらが主導権をとったと解して評価すべきかは難しい」という話があったのでそれに近いのかもしれない。



まあそういう判定なのだからそれは仕方ないし、会場に来ていない人の判断はCS放送時にでもあらためて見てほしいんですが、競技的にはともかく興行的には今回引き分けや、僅差での近藤の勝ちのほうがつながっていきそうなのでこれは痛いところか。今のパンクラスで「エースが負ける余地」があまり無くなっていることが根本だ。


・・・・と思ったら、山宮はパンクラス連続参戦を宣言した。
彼が外部だろうとなんだろうと、たとえばメインをつとめてくれれば何とかなっていくでしょうか。
少なくとも渡辺大介アライケンジや鳥生将大に任せるわけにはいかないものなあ。

そういう点では山宮、再びがんばってクレイ。

ふたつ余談。

■山宮の入場曲は今回もサザンだが、往年の名曲「希望の轍」でしたよ。
これが格闘技会場で流れるのは成瀬昌由がリングスで復帰した時以来ではないか(笑)。
ただ、聞いた人ならお分かりですがこれは会場を締めるエンディングとしては抜群にいいが、これから試合を始める人の入場のときに流れるのはどうかと(笑)。

上記のように、展開的に山宮がやや押されていると思ったので「佐々木小次郎が鞘を捨てたように、やる前にあまりに感傷的な感情があったのが今回惜しい。一度区切りをつけて、吹っ切った今後の山宮が怖い」というようなルポ内容にしようと思ったが失敗した(笑)


郷野聡寛も会場に来ていました。ディファのパンクラスはインタビュースペースが公開の場、入場口前に設定されていたのだが、そこにメインの近藤が入り人だかりができたところを、一度立ち止まり、一瞥して通り過ぎていきました。
山宮引き抜きの張本人であった郷野は、かつてのライバルの姿に何を思うか。

ついでにいうと、道夫Tシャツを着ていた(笑)
(※ここに来る人だと7割ぐらいが知っているだろうが残り3割の人のため解説しよう。
「道夫」とは山宮の飼い猫で、山宮ブログでは石川英司と並んで記事のネタになっている。こわがりでくいしんぼう。)