後楽園に行く前にすこしく東京の桜名所を散策しました。
こちらでこれだけ咲いているなら、小田原の桜ももうすっかり咲きまくっているんだろうな。
このブログで、昨日論じた川原泉漫画。
その中でも、昨日の文章でも何度も取り上げた「フロイト1/2」は冒頭の舞台が小田原城址公園で、ぞうのウメ子さんも特別出演していました。
(その画像はあとで紹介しよう)
去年、推定年齢が60歳の還暦であり、それは人間に直すと100際を当に超えていることはそのときに述べたとおり。
まだ元気かなあと思っていたのだが、最新の「イブニング」で、動物園漫画「Zoo Keeper」がまさにこのぞうの、いやすべての動物園動物に共通する老いと死をテーマにしていました。
その結論を箇条書き的に言うと、
◆ぞうなど動物園の動物は、野生では考えられないほど長命だ。
◆だが、その分病気も多い上に、その早期発見は難しい。
◆なぜならCTやレントゲンを簡単に取れるわけではないから
◆そのため、ぞうはじめ多くの動物の健康は飼育係が「どうも病気らしい」と日常の中で気付くほかない
◆しかもそういう時は、すでに手遅れの場合がほとんど。マスコミなどで変に闘病をあおり、善良な人がお見舞いの手紙を出したりすると、無理に世話を続け動物のほうが長く苦しむ。
◆ゆえに、病気になったぞうなど大型動物は、安楽死もやむをえないのである
いま、小田原城のウメ子さんは幸い長寿だけではなく健康状態も良い。だが、動くのに支障をきたすようなそういう病を得るだけで、安楽死の可能性などはつきまとう。
そしてウメ子さんがこの世に別れを告げた時点で、小田原城内の動物園の歴史は幕を閉じる。(なぜかはここの該当エントリやはてなキーワード参照)
日記内の「ウメ子」
http://d.hatena.ne.jp/gryphon/searchdiary?word=%a5%a6%a5%e1%bb%d2
ちょっとセンチになってしまいました。
「逝く空に 桜の花が あれば佳し」(三波春夫)