【文系の分野だと思ったら理系の分野だよシリーズ】
- 作者: イアン・エアーズ,山形浩生
- 出版社/メーカー: 文藝春秋
- 発売日: 2007/11/29
- メディア: 単行本
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内容紹介■
未来のワインの値段を決め、症状から病気を予測し、最適の結婚相手まで決める「絶対計算」とは? 一兆のデータが生む新世界秩序!
一見まったく違う要素の相関関係を計算していくことで、直感ではわからなかった意外な事実が浮上してきます。
クレジットカード返済率と、そのひとが車で事故を起こす確率。買い物履歴と離婚率。ぶどうを収穫した年の降雨量と、そのワインが出荷された時の値段。技術革新が兆単位(テラバイト)のデータの集積を容易にした今、「絶対計算」は、医者、政治家、評論家などの専門家をおしのけて問題を解決していっています。
著者は、自ら「絶対計算」を駆使して政府の政策の有効性などを調査しているエール大学の教授。文系にもわかる「知的大興奮の書」登場です。(SS)
こういう「感覚や経験、自然だと思われてたものが計算によって法則が判明、分析できるようになる」というたぐいの話にロマンを感じる、ということはこの道場本舗では「渋滞学」とかを紹介した時に書いたかな。
そのテーマにはどんぴしゃり。
どこかの書評では、「ワイン評論家vs成分分析計算」(価格予想?)というのが紹介されていて、確か後者が圧倒したとか。
人間の感覚が一番効果を発揮しそうな分野なのにな。
はてなの書評