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John 8:32 Then you will know the truth, and the truth will set you free."  複数ブログの過去記事を移管し、管理の委託を受けています/※場合により、語る対象の「ネタバレ」も在ります。ご了承ください 

二刀流剣士が半世紀ぶり全日本大会出場、初めて一勝挙げる

http://hochi.yomiuri.co.jp/sports/etc/news/20071104-OHT1T00068.htm

“平成の宮本武蔵”見参 二刀流剣士44年ぶり出場…全日本剣道
 ◆剣道 全日本選手権(3日、東京・日本武道館) 出場6回目の寺本将司(32)=大阪府警=が昨年3位の高鍋進(31)=神奈川県警=を延長で破り初優勝した。今大会には“二刀流”の山名信行(32)=徳島県警=も初出場。2回戦で敗れたものの、大きな注目を集めた。

 右の竹刀だけでなく、左にも小太刀。初出場の山名が「雲の上の人」と尊敬する平尾(警視庁)を二刀流でほんろうした。出場6回目のベテランに延長でコテを打ち込み、全日本初白星。“平成の宮本武蔵”が武道館を沸かせた。

 鹿野(山梨県青少年協会)との2回戦は延長で惜敗したが「ここに出られただけで喜びです」。京都・北嵯峨高から国際武道大に進み、「400人の部員の中で生き残るため」と3年から二刀流に挑戦。以来、様々な選手から練習を申し込まれ、「たたき上げ」で念願の舞台にたどり着いた。

 全日本連盟によると、全日本選手権に出場した二刀流剣士は1963年の水野忠以来2人目。宮本武蔵の「五輪書」からも剣豪の精神を学ぶ山名は「現役でいるうちはチャレンジし続ける」と再挑戦を誓った。

これも僕の中では大ニュース。
「NHBニュース」でも紹介させてもらったが、それが遅かったのが悔やまれる。
あのサイトで今後も、こういうテイストの記事も紹介し続けるのがあそこの独自の存在価値だと思ってるよ、ほんまに。


これが嬉しいのは、実践無ければ証明されず!証明されねば尊敬されず!
というあの言葉どおりだってことだ。まあ一勝のみで敗退、というのも結果だけど、やっぱりこういうのがルールある中のスポーツとはいえ「試合」で行われたからこそ重みがあるので。

関連・松原隆一郎内田樹を批判

これも本来は、NHBニュースでも報告したかったのですが、書き手・松原氏の指す相手が内田氏であることを確認しようと思っていたら時間がかかった。(でもあとでまた紹介するかも)
http://homepage3.nifty.com/martialart/buisiness..htm

(10月某日)
 東大柔道部、本郷。「アエラ」誌から取材、武道の国際化について。稽古後にいろいろ喋る。

付記。「アエラ」は中教審の「義務教育に武道を」という答申に対し、「危険性がある」という左翼的な視点からの記事となっていた。私は「競技化した柔道は武道の観点から問題だ」「日本柔道(講道館)の家元意識は問題だ」などといった発言をしたことになっている。

 だがこれはあくまで一部にすぎず、文脈としては何を言っているのか分からないものになってしまっている。

 私が述べたのは…(略)…

・・・…「アエラ」誌は複数の論者の主張が並記されているが、私はそこに出ていた大半の人の意見に反対である。 そもそも、合気道なんぞは嘉納の定義からして武道ではないのだ。 技術には凄いものもあるに違いないが、乱取り・スパーで確認しなければ実験しない物理や化学のようなものだから。楽な場所にいて、口だけ出さないでほしい(試合や実戦の経験者を除いて)。 こうした意見は、雑誌からは読み取れないと思う。

内田樹氏の武道必修化に関する意見はAERAのほかでも、たとえば
http://blog.tatsuru.com/2007/09/06_1110.php

で読むことが出来る。

武道の必修化は必要なのか?
学習指導要領の改定作業を進めている中央教育審議会の体育・保健部会は4日、中学校の体育で選択制の武道を必修化する方針を決めた。
(略)

不思議なことを考える人たちである。
武道とダンスを必修化・・・って、それって神戸女学院大学の「武術と舞踊で切り開く新しい教育の可能性」と「同じ流れ」なんですか?と訊かれそうであるが、私は(ぜんぜん)違うと思う。
どこが違うのか、その理路を述べたい。


あ、そうだ内田vs松原を書くのが遅れたのは、これに(松原氏とは)別の視点から違和感を覚えたので、それを書くついでにその問題も触れようとして後回しになったんだっけ。

今回、「実践の場で二刀流」の話が出たので、とりあえず松原内田の話だけ紹介した。

自分の書きたいことは、前にもちょっと何度か書いたが「そもそも学校で教えるべき知識や技術とは」「社会人が持つべき知識とは」とか、そーいうことです。

いつになるか分からないけど、ふたつ例題を出しておくので、興味あるひとは一緒に考えてね

問い1−貴方は「銃の撃ち方(安全装置はどう外すかとか)」を知っていますか?今後、知りたいと思いますか? 一般の人が、知ったり体験したりすべきと思いますか?


問い2−貴方は「鳥獣のさばき方(いわゆると畜)」を知っていますか?今後、知りたいと思いますか? 一般の人が、知ったり体験したりすべきと思いますか?


話が大きくなってしまったし、またこの二問はそれぞれ論じると別の方角に行ってしまうのですけれどもね。



もう一回、まずは松原−内田話に戻すけど、


「そもそも、合気道なんぞは嘉納の定義からして武道ではない」
「技術には凄いものもあるに違いないが、乱取り・スパーで確認しなければ実験しない物理や化学のようなもの」
「楽な場所にいて、口だけ出さないでほしい」



けっこう辛らつだよね。
要約すると、

松原が鎖鎌を…じゃなくて(笑)、

「達人は 保護されているっッ!!」ですね。 少年チャンピオンの漫画と東大教授が一致するという(笑)。まあ、正論は正論だからこそどこでも言われるのでしょうけど。




コメント欄から

シス 『思わず「真田ひろゆきが鎖鎌を握った!」という台詞を
思い出しましたw
それはともかく、どんな展開だったのか動画が見たいです。』

サンボ 『剣道つながりでhttp://www.nicovideo.jp/watch/sm1131865こんなのあった』

gryphon 『あ、コメント読む前にまた「鎖鎌」ネタを書いてしまった。
全日本はNHKで放送したはずだけど、いつも準々決勝くらいから放送してるからこれ、流れたかな。
むしろ、今週末のニュースワイドショー……たとえば関口宏サンデーモーニングなんかではちょっとぐらいは放送するんじゃないですかね。御意見番から、あっぱれ貰えるかな。』

六三四の剣

そうそう、これを二番目に書こうと思って構成を間違え、そのまま忘れてた(笑)
この作品には主人公のライバルとして、二刀流使いが登場するんだっけ。こういうのの紹介にこそ画像を使うべきだが、今手元に本が無いんだよな。会社の先輩が「子供を健全に教育するためにぴったりだ」と借りていってそのまま(笑)。
うちの職場はそんなんばっかりやんか(笑)


こういう感じで、「異種格闘技」が無理なく格闘漫画に入るのは好きだけど単なるコートームケイに堕する危険性も多分にある。「六三四」では、最初の主人公との試合で腕を複雑骨折し、腕の動きが制限されたライバルが、その片手を相手からの防御に特化、小太刀のほうで渾身の一撃を加える戦法に切り替えることで闘い続ける…という、非常に読ませる展開にしていました。
今読んでも、時間を越えて傑作だなあ。もう20年以上前の作品か?とてもそうとは思えない。
文庫で今は読めるようでありがたい。

六三四の剣 (5) (小学館文庫)

六三四の剣 (5) (小学館文庫)

毎日新聞に長文記事あり

【補足】もともと、この話を知ったのは「どこかの夕刊」としか覚えていなかったのだが、いま「やじうまワイド」で毎日新聞だと分かった。

読み応えがあります。
http://mainichi.jp/enta/sports/general/news/20071106dde035050056000c.html

・・・山名は全日本選手権1回戦で平尾泰(東京・警視庁)に延長24秒、左手の小太刀(竹刀)で小手を決めて勝利した。

 京都府出身で小学3年から剣道を始め、北嵯峨高で国体出場。国際武道大(千葉県)に進学し、約400人いる剣道部員の中で「選手として生き残るためには、何かで抜きんでないと、と考え」、大学3年の春から二刀流に取り組み始めた。

 戦後の学生剣道界では二刀流は異端視され、試合での使用が禁じられた。昭和初期に二刀流剣士が各地に現れ、好成績を残したことに「(一刀の)基本が脅かされる」との危機感が広がったためと言われる。全日本学生剣道連盟が解禁したのは92年。二刀流の普及、指導にあたる「二天一流武蔵会」(事務局・東京)によれば全日本選手権の出場者も、69年の荒関富三郎七段(段位は当時)が最後となっていた。

 山名が二刀流に取り組んだ当初は、指導者も身近にいなかった。そこで二刀流を試みたことで知られる剣豪・宮本武蔵の著書「五輪書」を熟読。一刀で全日本選手権を2度制し、99年全国八段大会では二刀流で準優勝した戸田忠男八段らの指導も受け・・・

【補足】コメント欄より2 ついに動画発見!!

高倉仮面 『二刀流剣士が半世紀ぶり全日本大会出場、初めて一勝挙げる<格闘技界にも、こういうファンタジーが欲しいなぁ…。』

goodbye_bluemonday 『競技化がそれなりに進んでいる剣道で、二刀流がルールで認められるってのが、そもそもビックリです。』

gryphon 『私も「六四三の剣」他の剣道漫画を読まなきゃ、知らなかったでしょうね』

flora 『昔二刀流の剣道家を取り上げたドキュメンタリーを見た記憶があります
剣道最高位の8段の試験を受けるが異端であるためなかなか合格できない、という内容でした。』

gryphon 『上に紹介した毎日新聞記事によると、今回の選手はまさにその人から教えを受けて今大会に臨んだそうですね』

なし 『はじめてコメントします。いつも読ませていただいてます。

http://www.nicovideo.jp/watch/sm1452814
1回戦
http://www.nicovideo.jp/watch/sm1453137
2回戦

ニコで1回戦と2回戦見れますので紹介』